JR九州が経営している奥日田温泉の温泉宿「うめひびき」。日田市と言えば実は『進撃の巨人』の作者である諌山先生のふるさと。ここ日田市の山に囲まれた地形にインスピレーションを受け、作中内に登場する巨大な壁のアイディアが出たのだとか。館外には進撃の巨人ギャラリーが併設されているのでファンにとっては堪りません!
元は道の駅や梅酒工場を手掛ける第3セクターが運営していたというこのお宿。JR九州に経営が変わり、内装もグレードアップ。新しい内装は名前通り梅をモチーフにした可愛らしいつくり。女性が好きそうな梅の花の形をしたクッションや、キーストラップなどディテールもこだわっていますが、夜にだけオープンする梅酒バーもこの宿ならではです。
そんな「うめひびき」のお部屋は清潔感溢れるモダンな空間。大きな窓ガラスからは紅葉の名所としても知られる響渓谷が一望でき、ロケーション抜群です。私たちが泊まったのは鶯宿スイートと呼ばれるお部屋。「凛として愛らしく」という客室テーマの通り、洗練されたデザインの中に可愛らしい梅モチーフのデザインが散りばめられていて、ただくつろいでいるだけでウキウキとした気分に。
ここ「うめひびき」の食事は自家製の梅酒2種を飲み比べる食前酒からスタート。大分を中心とした九州の豊かな食材を使用して作られた食事が心と体を満たします。これだけ梅を全面にプッシュしていて梅酒の酒蔵まで抱えているこのお宿。せっかくなので食前酒とは別に梅酒の3種飲み比べセットを注文しました。出てきたのは木樽とウイスキーの香りと梅酒の奥深い味わいが特徴の「ゆめひびき」と、フルーティーで後味が優しい「南高梅のこだわり梅酒」、そしてかぼすの爽やかな風味がマッチした「かぼす梅酒」の3つ。流石と言うべきか、やはりどれも料理との相性が良くてついついお酒が進んでしまいます。もっと梅を多用した料理が出てくるのかなと思っていましたが、なるほど梅酒と合わせて食べることを想定していたからこそのメニューだったのだと納得。
ビールやワインが苦手で普段からお酒と言えば梅酒しか飲まない私にとって、「うめひびき」の梅酒ラインナップはまさに最高のひと言!今回は家族旅行で利用しましたが、女子ウケ抜群のこのお宿。今度は是非女友達を引き連れて再訪したいと思います。
(2020年9月訪問)
旅館名 | 奥日田温泉うめひびき |
住所 | 大分県日田市大山町西大山 4587 番地 |
TEL | 0973-52-3700 |
お風呂 | 大浴場・露天風呂あり |
予算 | 2名1室利用の場合、1人23,000円~(2食付き) |
露天風呂付客室 | 有り |