瀬戸内海を正面に臨む「アオアヲナルトリゾート」。鳴門大橋も眼下に広がり、絶好のロケーションに建つこのホテルは、温泉を引いているリゾートホテルなのです。
全208室もあるゲストルームは、そのすべての部屋から青々とした海を見渡すことが可能。オーソドックスなダブルやツインだけでなくテーマに沿ったユニークな部屋もあり、天蓋付きのベッドがある可愛らしいお部屋や、子供連れに有り難いポップな見た目のお部屋など、客層に合わせた部屋を選べるのが嬉しいポイントです。
また温泉は徳島名産のスダチなどの柑橘系が浮かぶ癒しの展望風呂と、和風露天風呂の男女各2か所あり、リゾートホテルでありながらも温泉気分も味わえます。
とは言ってもこのホテルが建てられたのはもう20年も前。設備もセンスもどこか古臭く感じる場合があるので、高級志向の人には向かないでしょう。また、カップルの旅にも向いていません。
しかりその代わりにアクティビティは驚くほど豊富。フィッシングをはじめマリンスポーツや伝統文化体験(阿波藍染め体験、うちわ作り体験など)、鯛めし料理レッスン、きびだんご作り、阿波うどん道場などなどその種類は多岐にわたります。また、現在はコロナ禍なので休止していますが、なんと毎日阿波踊り公演を実施しているのも魅力です。やはり徳島のホテルはこうでなくっちゃ。
また射的などのミニゲームが楽しめる縁日も夏季限定で開催しており、ファミリー旅行や女子旅にも最適なのです。
また以前米津玄師さんが紅白歌合戦で「lemon」を歌っていたステージ、大塚国際美術館は車でわずか3分の場所にあり、観光をするのにも最適です。この美術館は西洋名画1000点余りを陶板に原寸大で複製しており、日本に居ながら世界の名画を楽しむことができると大人気の場所。かの有名なモナリザやゴッホのひまわりなどなど、美術に疎い私でも知っている作品が盛りだくさん。その再現技術や、後世まで色褪せることなく名画の魅力を伝えようという構想において、大塚国際美術館は世界初で唯一の存在と言えるのです。
なんとなく「徳島って行って何するの?」と思われる方も多そうですが、こうした大塚国際美術館や鳴門のうずしお観光のような魅力的なスポットをはじめ、瀬戸内海のビーチなど楽しめる場所は多くあります。もし小さいお子さんが一緒の場合には先ほどご紹介した「アオアヲナルトリゾート」のアクティビティを楽しむのもいいでしょう。あまりホテルの数が多くなく、ビジネスホテルが目立つ徳島市内。それならば鳴門市内で「アオアヲナルトリゾート」のようなエンターテインメントに特化したホテルに泊まる方が、楽しめるのではないでしょうか。(2021年1月訪問)
旅館名 | アオアヲナルトリゾート |
住所 | 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛16-45 |
TEL | 088-687-2580 |
お風呂 | 大浴場、露天風呂あり |
予算 | 2名1室利用の場合、1人¥14,500~(朝食付き) |
露天風呂付客室 | 無し |