伊勢志摩というと伊勢神宮だけでなく、黒潮がもたらす海の幸の存在を忘れてはいけません。伊勢海老やアワビ、真鯛など季節ごとに変わる旬の食材はどれも新鮮そのもので、ここに訪れたら是非とも食したいものの一つです。
今回ご紹介する「日本料理 鯛」は、そんな黒潮の恵みがふんだんに味わえる割烹。特に鯛茶漬けが有名で、これを目当てに訪れる人も多いのです。
近鉄鵜方駅から徒歩3分ほどの場所にあるこのお店。料亭のような立派な佇まいで、昼間はお手頃価格でいただくことが出来ますが、夜には高級割烹としての顔も併せ持っています。人気店ということで今回念のため予約をして行ったのですが、やはり昼時になるにつれて沢山のお客さんで賑わっていました。
私は「鯛茶漬けセット造り付」を注文。名物の鯛茶漬けと新鮮なお刺身盛り合わせがついた2,000円のお膳です。お刺身はその日の入荷によって中身が変わるようですが、この日はカツオと鯛、ブリ。どれも今が旬の地のもので美味でした。特にお店の名前を冠している鯛は身がプリプリで、これは地元ならではの鮮度だなと感じました。
一方名物鯛茶漬けのほうはと言うと、想像以上のボリューム!大きな器にこんもりと白ご飯が盛られ、その上に鯛の切り身や海苔がトッピングされています。鯛は表面だけ火が通っていますが中はレア感が残っていて、噛んだ時の食感の楽しさもあります。出汁自体も鯛の旨味がよく出ていて美味。シンプルな料理なので鯛の風味や潮の香りも感じることが出来ます。また白ごまの香ばしい風味や大葉の香りが良いアクセントになっていて、これは人気メニューというのも頷ける一品でした。
ただ私はここへ訪れる前に旅館の朝食を食べ過ぎてしまったのであまりお腹が減っておらず…ボリューム満点の鯛茶漬けは完食することが出来ませんでした。
連れは1,200円の「鯛茶漬けセット」をオーダー。煮物も付いていて、こちらでも十分満足できるようでした。
こちらの鯛茶漬けは夕食のコースメニューの中にも組み込まれているようなので、夜に訪問しても問題なく食べられますよ。
「日本料理 鯛」では信頼を置く仲卸業者さんからのみ仕入れを行っていて、毎日獲れたての新鮮ピチピチの魚貝類が厨房に届きます。そんな食材へのこだわりがあるからこそ、多くの人々が訪れる割烹として親しまれているのでしょう。
季節が変わればメニューに伊勢海老やアワビ、牡蠣なども加わるので伊勢志摩の旬を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。(2021年11月訪問)
レストラン名 | 日本料理 鯛 |
ジャンル | 割烹 |
住所 | 三重県志摩市阿児町鵜方2037-1 |
TEL | 0599-43-4572 |
予算 | ランチ¥2,000~ ディナー¥4,000~ |
座席 | 45席 |
個室 | 有り |
予約の可否 | 予約可 |