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大分県中津市の日本料理の名店「味あら井」。2011年にお店をオープンされて以来、その人気はうなぎ上りで、現在では食べログランキングでも大分県でナンバー1、日本料理の百名店でありブロンズ店でもある人気を誇っています。
大将の荒井寛義(アライトモヨシ)氏は実家が鮨屋をやっていたそうで、幼少期から魚に触れる機会が多かったとか。さて九州の食材を余すところなく使って絶品料理を生み出す大将の料理とは?
カウンター8席、19時一斉スタートです
個室もあるものの、やはり割烹ではカウンターが好きなので、19時一斉スタートのディナーにお邪魔しました。中津駅からお店までは徒歩10分位と便利です。便利とは言っても別府駅から特急ソニック号で46分の距離を往復するので、はるばる訪れた感はありました。でもわざわざ行く価値のある体験をさせてもらえたのでした。
カウンター8席は満席。でも比較的ゆったりと座れる設定です。
ソムリエの男性がドリンク全般を担当しています。サービスも担っていますが、他にお弟子さんが数人いるようで、サービスが行き届いています。
大将は恰幅がよく優しい方で、とても腰が低くて感じのいい方です。初めてのゲストである私たちにも四六時中声を掛けてくれ、気に掛けてくれているのがよくわかります。こちらが「美味しい!!」と言うと、「よかった~!!」と本当に喜んでくれるので、こちらも嬉しくなります。
自信のあるはずの名店の大将がここまでゲストの反応を喜んでくださる。そんな人はなかなかお目にかかりません。それだけ謙虚な方なのでしょう。
小量のお皿がたくさん出るのが嬉しい
大将のお料理は少しずつたくさんのお皿が出ます。1種類が多量だとすぐに満腹になってしまう私にも、少量ずつなのでたくさん楽しめます。
「実家で鮨屋やってたのでお寿司も出ます」と新鮮な魚介類のお料理の間に鰆と中トロのお寿司が登場。「あんまり出すと寿司屋になるんで2つだけにしときます」と大将。その2つがすごく美味しいお寿司だったのでもっと食べたくもなりました。
出た食材を書き出すと、まずは先付けの炊いた大根と柚子味噌、水菜、牛蒡、干しシイタケ。トラフグ、1週間寝かせたクエ。炙った白甘鯛。赤貝、煮ダコ。穴子の稚魚ポン酢で。牡蠣、アワビの茶碗蒸し。珍しい海の鰻。クロムツ。伊勢海老と自家製カラスミ。天ぷらは車海老、ワカサギ、さつま芋のカンタくん、海老芋。ご飯と伊勢海老の味噌汁。
黒ゴマのお汁粉。バニラと和三盆のアイス。
それぞれが選び抜かれた食材を最高の料理法で素晴らしい逸品料理に仕上げてくれる大将。お皿の数だけ満腹感に加えて満足感と感動が溢れてきた夜でした。
レストラン名(ジャンル) | 味あら井 (日本料理/割烹) |
住所 | 大分県中津市上博多町2001 |
TEL | 0979-23-5550 |
予算 | ディナーのみ コース 12500円~ |
座席/個室有無 | カウンター8席 個室あり |
予約の可否 | 完全予約制 |
公式サイト | なし |
備考 | 支払いは現金のみ。クレジットカード不可 |
まとめ
とっても謙虚で優しい魅力的な大将のお店は、料理が美味しいだけでない居心地の良さにあふれていました。近くに住んでいる人なら何度も通いたくなるはず。遠くに住んでいる私でもまた是非行きたいお店がひとつになったのです。
(2022年1月訪問)