福岡市内にある「レストラン・ジョルジュ・マルソー」は24席もある大型のグランメゾンです。名前のイメージ通りエレガントでサービスも丁寧なお店です。
なのにランチの予約をしてビックリ。一番安いAコースは2900円から設定されているのです。アミューズ、スープ、メイン、デザートの4皿のコースです。
オーナーシェフの小西晃治氏はかつて国分寺にあったフレンチ店「シェ・ジョルジュ・マルソーCHEZ GEORGES MARCEAU」で修業していたので、自分のこの店を開くときにそのお店の名前をもらったのだそうです。ちなみに国分寺のお店はもうありません。
Aコースを頂きました。安いコースなのに丁寧に作られています。そしてパティスリーを経営しているだけあってデザートがかなり充実していたのも印象的でした。
アミューズはグジェール。チーズを混ぜたシュー皮に人参ムースなどを挟んだもの。短いコースなのでいきなり赤ワインをグラスで頼んだのですが、グジェールのチーズの味とよく合いました。
スープはキャベツと本シメジのポタージュで、大皿でサーブされミルクのエスプーマが入っています。まろやかで美味しいポタージュです。
メインは真鯛です。ポアレでパセリとバターのソースを添えて。クスクスやラタトゥイユソース、いろんな野菜も付け合わせで。
娘はBコースという3900円のコースにしました。1品増えるのかと思ったらそうではなく、内容が異なっていました。まず同じポタージュがカップで出た後、かなり豪華な前菜が登場します。帆立のポワレ、数種類の野菜のマリネ、自然薯のフリット、バジル、エシャロットソースが美しいサラダ仕立てで出てきます。
隣のテーブルのカップルは、男性が以前来たことがあるようで、このサラダが出て来たとき、女性に「ここのサラダはサイコーなんだよね!」と自慢していました。なんだか微笑ましい。
Bコースのメインも魚ですがこちらは平目です。付け合わせも微妙に違いました。
デザートはAB共通で、柿のコンポートゼリー寄せ、牛乳のアイスにリンゴとサツマイモのタルトと、かなり充実しています。私はAコースでも、途中で美味しいパンも食べてしまったせいか、デザートの途中で満腹になってしまいました。美味しいタルトなのに残念です。
全般的に驚くものはないけれど、正統派の美味しいフレンチです。この値段はかなりお得感があります。フレンチに不慣れな若いカップルでも安心して楽しめるし、豪華なムードが味わえるので、記念日にももってこいのお店と言えるでしょう。
(2022年2月訪問)
レストラン名 | レストラン・ジョルジュ・マルソー |
ジャンル | フレンチ(フランス料理) |
住所 | 福岡県福岡市中央区大手門1-1-27 オーテモンウェルリバーテラス 1F |
TEL | 092-721-5857 |
予算 | ランチコース 2900円~ ディナーコース 5800円~ |
座席 | 24席 |
個室 | なし |
予約の可否 | 予約可 |