JR宮崎駅から徒歩10分少々。人もまばらな住宅地を歩いてお店に向かいました。こんなところに人気の寿司屋がホントにあるの?ちょっと心配になってきた頃、目指す「一心鮨 光洋」が見つかりました。入ってみると広々とした店内にはカウンターやテーブル席、庭に面したテラス風テーブル席のほか、人数によっていろいろな大きさの個室が5つもあり、コロナ禍でもたくさんのお客さんで賑わっていました。外には人が歩いてないのに、どこからこんなに多くの人が沸いてきたのか??びっくりです。
実はここは創業45年を誇る名店で、食べログでも4.24(2021年3月現在)と宮崎県で総合NO1の繁盛店なのです。私たちは軽いランチということで、6050円の「鮨会席 葵」を頂きました。もともと鮨だけ出していたのを、会席料理を取り入れてバージョンアップしたそうで、ソムリエの資格を持つ息子さんがいるので、ワインの品揃えもしっかりしているのです。ワインペアリングのメニューもあります。
カウンターは目の前に四季折々の風景が楽しめるガラス張りの窓が付いていて素敵です。私たちが通された個室は2人用で、眺めはないもののこじんまりして落ち着くお部屋です。
夜にお酒を飲む予定なのでランチではお茶でガマンすることに。しかしながら出てきた料理はどれもがお酒が欲しくなる料理ばかり。八寸は蕗やツワブキ、菜の花にホタルイカを合わせたり、太刀魚の南蛮漬け、もずくの酢の物など季節感あふれるもの。
次に出たフォアグラの茶わん蒸しは斬新で美味しい一皿です。新玉ねぎの餡と合わせまろやかで、フォアグラなのにちゃんと和風に仕上がっていて、口の中で優しく溶けていきます。次に出た魚の付け焼きはスズキの仲間のオオニベ。これは結構醤油の濃い出汁が効いていて、心底ビールが欲しくなりました。
この後にぎり7貫の盛り合わせが登場です。立派な車海老は身がプリプリで絶品。どれもが新鮮で、イワシもカツオもちょうどいい大きさで、細かい包丁が入れてあって食べやすいのです。のどぐろ、ヒラメ、中トロもあらかじめタレが塗ってあり、そのまま何もつけずに頂けます。
すし酢には合わせ酢に宮崎県産の希少な地蜜を混ぜ、茶色い酢飯が使われています。自然な甘みが食材の旨味をより一層引き出しています。小口切りのガリもポリポリと美味しくて、お寿司によく合います。
デザートのヨーグルトアイスに金柑のジャム添えも爽やかで、ここまで全部食べたら私には適量の満腹感でした。
心残りはソムリエの選んでくれるワインペアリング。今度は夜にお邪魔して、ワインを飲みながらもっといろんなネタをカウンターで楽しみたいものです。 (2021年3月訪問)
レストラン名 | 一心鮨 光洋(こうよう) |
ジャンル | 寿司屋 |
住所 | 宮崎県宮崎市昭和町21 |
TEL | 0985-60-5005 |
予算 | ランチ 会席5500円~ ディナー お任せコース 18000円~ |
座席 | 40席 |
個室 | あり |
予約の可否 | 予約可 |