大阪・難波の近くに座裏(ザウラ)と呼ばれるエリアがあることをご存知でしょうか?新歌舞伎座の跡地周辺エリアの座裏は、演芸・芸能の中心であると同時に、200以上の飲食店が軒を連ねるグルメ激戦区としても知られています。
そんな座裏の中心である、新歌舞伎座の跡地に2019年12月にオープンした新しいホテルが「ホテル&ミュージアム ロイヤルクラシック」です。新歌舞伎座の建物を残しつつ、12階から19階の上層階に計150室の客室があります。パブリックスペースや客室には、100点を超えるアート作品が展示され、斬新でモダンなミュージアムホテルとなっています。
ロビーには可愛いクマやゾウのオブジェや大きな絵もあり、部屋にも絵が飾られています。ちょっとモダンミュージアムの中に泊まっている気分なのです。
設計は有名建築家・隈研吾氏。結婚式場などを運営する会社「デルコ」が経営しているホテルです。なので冠婚葬祭とホテルがうまく融合し、収益性も高いわけです。ナチュラルで洗練されたバンケットルーム(宴会場)が6つも入っている充実ぶり。自然素材を活かし、たくさんの緑を配した温もり溢れる素敵なチャペルが2つもあるのはさすがと言えるでしょう。最近流行りの、お洒落だけどシンプル過ぎるライフスタイルホテルとは一線を画す内容の濃いホテルなのです。
ホテル内にはLA VILLA SPAというロクシタンのスパもあり、アロママッサージなどのメニューも充実しています。
そんな高級ホテルながら、このホテルのコスパはかなり高いと言えるでしょう。京都などでこのレベルのホテルに泊まったら軽く倍の宿泊料を取られるはず。
今回泊まったのは、150室中36室あるプレミアムルーム。それが1室朝食付きで約2万円。スタンダードルームの料金でプレミアムルームにアップグレードというお得なプランが見つかりました。プレミアムルームがいい点は、ソフトドリンクやビールなどいろいろ入ったミニバーのドリンク類が無料になることとバスローブが付いていること。
またすべての部屋にコーヒーメーカーがあり、カセット式エスプレッソも5セットも入っていて、ミネラルウォーターも無料、紅茶、ほうじ茶、緑茶など設備もしっかりしています。もちろんTVも大画面。バスルームは洗い場付きの便利なつくりで、これを体験したら外国人客も皆さん日本のお風呂は便利だと感動するだろうなあといつも思います。(笑)新しいホテルなのでタオルも真っ白でフカフカ、アメニティはロクシタンです。言うことなし!
ホテル内にはレストランもありますが、素泊まりにして周辺のグルメ激戦区のお店を探すもよし、B級グルメの店に飛び込むもよし、あらかじめ予約した名店を目指すもよし。難波方面に用事があるときはまたこのホテルを覚えておこうと思います。 (2021年5月訪問)
旅館名 | ホテルロイヤルクラシック大阪 |
住所 | 大阪市中央区難波4丁目3−3 |
TEL | 06-6633-0030 |
お風呂 | 各室に内風呂のみ |
予算 | 2名1室の場合1人 7500円~(スタンダードルーム、食事なしの場合) |
露天風呂付き客室 | なし |