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富山市内から車で40分余り。まわりには何もない、ひたすらのどかな自然の中にお洒落な建物発見。神通川に面したところに建つのは「リバーリトリート雅楽倶」というホテルです。大浴場やスパなどのリラクゼーションの設備が整ったホテルなので「リトリート」なのです。周辺に何もないけれど、このホテル内にはいろんなものがあります。大浴場やスパの他にも、例えばミシュランの星付きフレンチレストランや日本料理店などなど。実際にこのホテルに泊まってみて部屋のこと、温泉のこと、様々な感想をお届けしたいと思います。
リバーリトリートだからリバービューの部屋でないと!
数寄屋造りをアレンジしたようなデザインの白くておしゃれなロビーラウンジ。廊下にも壁に絵画が飾られていたり、アートホテルのイメージが強いホテルです。このホテルは全23室。スタンダード、デラックス、スイートの3カテゴリーですが、すべての部屋のインテリアはそれぞれ異なるのが特徴です。
私が泊まった303号室はモダンスイート月の間で、72㎡+バルコニーの部屋です。2人で泊まってもなぜかエクストラベッドが配置されていて、なんだか不思議。やや古臭い印象の部屋で、室内に段差があるのも今どきではないけれど、全般的には快適と言えるでしょう。
そしてこの部屋はリバービューです。神通川が見渡せて、眺めの良さはリバービューに限ります。見取り図を見ていると、203号室、209,210号室はリバービューではないようです。308号室は広くてデラックスな部屋でもなぜかリバービューではありません。予約時にリバービューかどうか確かめた方がいいでしょう。このホテルに泊まるならリバーニュールームは必須かと思います。私の部屋には高野槙の和風呂があって、そのお風呂からも神通川の景色が望めます。
リトリートとしての施設とは?
「リトリート」という名が付いているからには、「疲れた体や心を癒す場所」であることが必要ですね。このホテルにはどんな施設があるのでしょうか?
まず大浴場があって、春日温泉のお風呂に入れます。大浴場は内湯と外に石の露天風呂があります。外も屋根が付いているので、露天風呂でも雨が降っていても入れて便利でした。
有料でマッサージなどが受けられるアロマテラピーのスパもあります。他にも温石浴、セラピールーム、茶室なども完備され、普通のホテルとは一線を画しています。彫刻家の作品が飾られたアートウォークや1000種余りの高山植物に覆われた春日植物園など、自然の中での憩いのひとときもリトリートとしては最高なのです。
美食にも自信を持つホテル
「TRESONNIER トレゾニエ」はミシュラン1ツ星に輝くホテル内のフレンチレストランです。かつては美食家たちの聖地と言われた「レヴォ」があったので、前に一度食事がてら泊まりに来たことがありましたが、「レヴォ」は辺鄙な利賀村に移転してしまって、今ではその弟子たちによってこのトレゾニエができました。こちらの料理にも定評があり、ゆっくりホテルに宿泊してお食事が楽しめます。
このレストランとは別に、テラス席でトレゾニエのスープやわっぱごはんが頂ける「ガーデンテラス」も人気です。
日本料理なら「和彩膳所 楽味」があります。京都のミシュラン3ツ星の有名割烹「祇園さゝ木」の料理人がいた時期もあり、京都にあるその系列店「楽味」と同じ名前を付けたのです。その後、その料理人は京都に戻って別の店を開いたなどのいきさつはありますが、「楽味」の名前は今なお残されています。こちらで頂いた朝食の美味しさは印象に残るものでした。その内容は別の記事でまたご紹介します。
宿のデータとまとめ
データ
宿の名称 | リバーリトリート雅楽倶 |
住所 | 富山県富山市春日56−2 |
電話 | 076-467-5550 |
風呂 | 大浴場あり |
部屋数 | 23室 |
予算 | 2名1室の場合、1人16720円~(朝食付き、部屋風呂なし) |
宿のWEBサイト | https://www.garaku.co.jp/ |
まとめ
富山市の郊外に、心と体を癒してくれるこんなホテルがあったのです。自然の中でのんびり寛ぎ、美味しいものを食べてリトリート。そんな休日もいいのではないでしょうか?