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    シェ松尾・松濤レストラン(フレンチ/松濤/東京)~ここだけまるでヨーロッパ!

    帆立のポワレは春菊と貝類のソースで。

    渋谷区松濤にあるオシャレな洋館、「シェ松尾」。フランス語で「松尾さんの家」という意味を持つこの建物は、かつて松尾幸造氏がシェフを務めたフランス料理の名店です。
    立派な門構えに蔦の絡まる外壁、そして日本では珍しい西洋風の建物。とてもレストランらしからぬ風貌ですが、それもそのはず。この建物は実際にイギリス人が私邸として使っていたもの。ヨーロッパ各地での修業を経て東京へ戻ってきた松尾氏が見つけたのは、喧騒から離れた住宅街にひっそりと佇む1軒の洋館。それこそが彼が渡欧中思い描いていた理想のレストラン空間であり、ここから「シェ松尾」の40年の歴史は始まります。

    フォアグラのクレープ。上に載っているのは刻み海苔ではなくトリュフ!

    大正時代に建てられたという建物は丁寧に手入れされ、高級感溢れる調度品や絵画がわたしたちを出迎えます。ガーデンテラスの雰囲気も抜群で、ここが東京渋谷であることを忘れてしまいそうなほど。本当にヨーロッパのお宅にお邪魔してしまったような感覚です。
    そんなスペシャルな空間でいただくフレンチはやはりどれもが一級品。長年日本のフレンチ界を引っ張ってきた「シェ松尾」の料理は伝統を重んじた正統派かと思いきや、案外そういうわけでもなく、クラシカルなものもあればモダンな創作性溢れるものも。洗練された料理はソースも重たすぎず、わたしたち日本人もとっつきやすいフレンチに仕上がっています。

    スジアラの網焼き。焦がしバターソースが風味豊かで美味。

    そんなどこか親しみやすい雰囲気は料理だけでなくサービスにも表れていて、無駄のない老舗ならではの格式を感じさせる接客でありながら、私たちがリラックスできるようなフレンドリーさも兼ね備えています。
    そもそもレストランの語源はフランス語の「レストア」、「回復させる」という意味を持った言葉。18世紀におけるレストランの役割は人々を回復させるような料理を提供することにありました。そして「シェ松尾」が目指すところも、まさにレストランの原点とも言えるそこにあります。非日常でありながらどこか懐かしいような、落ち着くような…そんな感覚に浸らせてくれる、素敵なレストランなのです。

    レストラン名シェ松尾・松濤レストラン
    ジャンルフレンチ/フランス料理
    住所東京都渋谷区松濤1-23-15
    TEL050-5592-1386
    予算ランチ¥8,000~9,000 ディナー¥20,000~30,000
    座席50席
    個室有り
    予約の可否予約可

     

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