京都と大阪は仲が悪い。某47都道府県のあるあるネタを紹介する番組でもよく取り上げられるこのネタ。京都の言い分としては「大阪の人て大雑把というかガサツと言うか、合わへんのよねぇ…」とのことですが、一方大阪の言い分は「京都人は何考えてるんか分からへん!あれは絶対腹黒やで」と両者一歩も引きません。
隣り合う場所でもここまで変わるかと言うほど個性の強い2府。私は東京育ちであるものの生まれは京都で、両親も生粋の京都人。じゃあ私たちも大阪が嫌いなのかと言うと実はそうでもなく。むしろ私は大阪のあの気取らないフレンドリーな雰囲気と、なにより粉もの文化が大好きです。今回はずっと望んでいた、大阪での弾丸食い倒れツアーを決行してきました!
大阪食い倒れで欠かせないものと言えばやはり「たこ焼き」と「お好み焼き」。道頓堀はまさに数々のB級グルメ店がひしめく超激戦区です。たこ焼きに関しては事前に行く場所が決まっていたものの、お好み焼きは結局当日まで決まらず。悩みに悩んだ末、目の前で店主が絶品のお好み焼きを作ってくれる鉄板焼きスタイルのお店「美津の」に行くことになりました。
昭和20年から3代にわたって続く老舗「美津の」。そんな歴史とは裏腹に店内はまったく古臭さを感じさせず、なんなら新しいお店なのかな?と思えるほど清潔感があります。ミシュランガイドにも5年連続掲載されているこのお店は本来行列のできる超人気店。しかしコロナウイルスの影響でこの日は道頓堀自体に人通りが少なく、幸いにも並ばずに入ることが出来ました。
人気NO.1は山芋焼とのことですが、お店の名前を冠している「美津の焼」を注文。豚肉、ミンチ、イカ、エビ、貝柱、そして冬季は牡蠣が入った贅沢な具材6種のミックスです。目の前で手際よく焼かれるお好み焼きに始終ソワソワ。最後に鉄板の上で割られた卵にお好み焼きを上からドン!火が通る前にくるっと裏返されて、半熟の卵が乗ったふわとろお好み焼きの完成です!ずっと良い匂いがしていたので「絶対美味しいやつ~~」と思っていましたが、想像していた以上に生地がフワッとしていて最高。タレとの相性が良いのは勿論のこと、具材もいっぱいなのでどこを切っても何かしら入っているのが嬉しいです。そこまでボリュームがあるわけではないので女性でも1枚ぺろっと食べられそう。さすが本場大阪で行列が出来る人気店。極上のお好み焼きを味わうことが出来ました。(2020年12月訪問)
レストラン名 | 美津の(みづの) |
ジャンル | お好み焼き |
住所 | 大阪府大阪市中央区道頓堀1-4-15 |
TEL | 06-6212-6360 |
予算 | ¥1,000~ |
座席 | 38席 |
個室 | 無し |
予約の可否 | 予約不可 |