温泉旅館やホテルが好きな友人の多くがよく「赤倉行ってきた」、「赤倉観光ホテルで連休過ごした」などという話を耳にしてきました。京都生まれの京都育ちの私は仕事で東京に移り住んでもう長いものの、それほど馴染みのあるホテルでもなく、今まで行くチャンスがなかったホテルのひとつでした。でもホテル好きとしてはやはり一度は泊まらないといけないだろう、なにしろ「上高地帝国ホテル」などと並び国際的ホテルとして1937年に建てられた日本でも指折りの歴史ある山岳リゾートホテルなのだから。・・・ということでコロナの自粛明けに、さっそくいい空気を吸いに2泊の予約をして出かけました。
妙高高原の赤倉温泉にあるため、ホテルでありながら源泉かけ流しの豊かな湯も楽しめるのが素晴らしいところ。標高1000mに位置し、目の前に広がるのは開放的な上信越の山並みや妙高高原の新緑のみずみずしい風景。それが部屋からも露天風呂に入りながらも堪能できました。さすがは皆が薦める老舗ホテルだけのことはあります。
フランス料理と和食そしてグリルと、連泊しても飽きない設定も高級リゾートならでは。正統派フレンチ「ソルビエ」では、シンプルなシャンデリアながら、カトラリーに映り込むと雪の結晶のように見えるそうで、計算されているなあと感心。
ホテルの敷地を散歩するのもお薦めで、赤い屋根の白いホテルが建っているのを遠目に見ながら歩いていると、おとぎ話の世界にいるような気分。かつてはこの本館だけだったのが、2009年にはスパ・スイート棟、2016年にはプレミアム棟とグリルレストランもできて、より設備も充実しています。リピーターが多いのも納得です。
今回は自粛明けご褒美旅行としてプレミアム棟を予約しました。7mくらいの温水プールと露天風呂付き!最高の眺めを目の前にして、ぬるめの温水プールで泳いではお風呂に浸かる、を繰り返すユニークな体験でした。プールの幅が狭く何度も足をぶつけたのですが・・・。
(2020年6月訪問)
旅館名 | 赤倉観光ホテル |
住所 | 新潟県妙高市田切216 |
TEL | 0255-87-2501 |
お風呂 | 大浴場、露天風呂、スパ |
予算 | 1人24000円から |
露天風呂付客室 | あり |