「リュミエール」はバターやクリーム、小麦粉、そして砂糖をほとんど使わない素の野菜の味がわかるフレンチ・・・・そういうお店だと聞いていました。クリームとかバターを使わないで、どうやってフレンチらしいソースを作っているのだろうかと興味がありました。野菜中心のヘルシーな美食、それはご馳走と健康を両立させることをモットーにした特徴あるお店です。聞けば聞くほど理想的です。できれば塩分を制限したい私の望みまで叶えてくれるのでしょうか?
ディナーにお邪魔すると、その秘密がわかりました。魚や肉に添えるソースは、人参などの野菜を使ってとろみを出したソースでした。研究を重ねて生み出されたという色とりどりのソースは美しいアートのように飾られ、魚や肉に絡み、味わいがあるのに重くなくてお腹がもたれないのです。
素材とソースの色目によってお皿の色も紺や焦げ茶などを選んでいるところがまた素敵です。
もともと塩分も若干控えめのようですが、特別頼んだらちょうどいい塩加減の優しい味に仕上げてくださいました。
オーナーシェフの唐渡泰氏は、ブルゴーニュの3つ星レストラン「コートドール」でベルナール・ロワゾー氏が造り上げた「水の料理 CUISINE DE L’EAU」の影響を受け、修業をされた後、ご自身の料理に取り入れたものだそうです。大阪でここ心斎橋をはじめ難波などにもレストランやサロン、ブーランジェリー(パン屋さん)まで経営され、時々テレビにも出ておられる有名人のようです。
ブーランジェリーも系列店だけあって、この店で出されるパンも美味しいものです。乳製品もバターもクリームも塩も使わない、でもフワフワで外はカリッとしたフォカッチャ風のパンは、バターの代わりにトマトソースを付けて食べます。
デザートの1皿目のパフェがびっくりでした。野菜のお店でもデザートまで野菜とは!根セロリのソルベの上に濃い緑色の小松菜のアイス、セロリのソルベを再度載せてトッピングはごぼうのソルベ。最初聞いた時は絶対変な味を想像したのですが、食べてみると予想外にクセもなくさっぱりしていて絶品でした。
2皿目はメロンの器で出してもらったメロンのスープ仕立て。ダイナミックで魅惑的なデザートでした。メインでダイエットしたから、デザートは遠慮なくいっぱい頂きました!?
(2020年8月訪問)
レストラン名 | リュミエール |
ジャンル | フレンチ(フランス料理) |
住所 | 大阪市中央区東心斎橋1-19-15 UNAGIDANI BLOCK 3F |
TEL | 06-6251-4006 |
予算 | ランチ3500円から ディナー7200円から |
座席 | 39席 |
個室 | あり |
予約の可否 | 予約可 |