「名古屋 ホテル ユニーク」
せっかくの友人との名古屋旅行。予算もあるので高いホテルは無理だけど、思い出に残るようなユニークな場所に泊まりたい!そんな思いで検索にかけたこのワード。
ヒットした宿のほとんどは予算が合わなかったり、ピンと来ないものばかりでしたが、ありました超ユニークなホテルが。
その名も「ザ タワーホテル ナゴヤ」。言わずと知れた名古屋のランドマーク、テレビ塔の中にあるという世界的に見ても非常に珍しい「塔の中のホテル」です! 1954年の完成以来、名古屋テレビ塔は街のシンボルとして愛されてきました。ここは名古屋の「起源」とも言える場所。2020年名古屋テレビ塔はTHE TOWER HOTEL NAGOYA(ザ タワーホテル ナゴヤ)に生まれ変わったのでした。
建物内は塔を支える鉄骨が壁や天井を貫くように剝き出しになっているのですが、不格好な印象は全く無く、むしろそれを逆手にとったアートなホテルとなったのです。東海3県にゆかりのある作家のアート作品が至る所に散りばめられ、ホテルの一画にはギャラリーまで。打ちっぱなしの無機質なコンクリートの壁に華を添えるようにスタイリッシュな絵画が飾られます。全15室あるお部屋はそれぞれ違うアーティストが装飾を担当し、お部屋ごとに違った絵を楽しむことが出来ます。
そして今回私たちが泊まったのは、「PARK VIEW TWIN(パークビューツイン)」というお部屋タイプ。文字通りテレビ塔の下に広がるセントラルパークを一望できるお部屋です。さすが塔というだけあって、地上30~40mからの眺めは最高。窓の横には大きいソファスペースもあり、夜にはここで夜景を眺めながら晩酌だって出来ちゃいます!お部屋のど真ん中を鉄骨が貫くという少し変わったデザインですが、なんだかそれすらオシャレな雰囲気です。そして個人的に嬉しかったのが、ベッドの後ろ側にある2つテーブルスペース。ちょっとした作業をしたり化粧をするのにもとても便利で、女子旅にピッタリだと感じました。
また、今回は二人で30,400円というプランでしたが、正直値段以上のサービスに感動しました。その一つがアメニティ。ホテル到着時に消毒スプレー、そして作家とコラボしたオリジナルTシャツが渡され、お部屋にはウェルカムドリンクと数種類のスイーツまで置かれます。夜には宿泊者限定で展望台へ行けるサービスまであり、特別気分も味わうことが可能。
また朝食の内容も素晴らしく、こうしたホテルとしては珍しく朝から豪華な和定食をいただくことが出来るのも魅力です。定番の焼き魚は勿論のこと、フォアグラの茶わん蒸しや刺身などなどバラエティー豊かなラインナップ。また卵かけご飯に使う醤油は5種類の中から選択可能で、私はせっかくなのでトリュフの香りがするという醤油でちょっと贅沢な卵かけご飯を味わいました。
インターネットで検索した時からユニークで素敵だと思っていましたが、実際に泊まってみるとユニークさだけでなくその快適さに驚かされました。友人も非常に気に入ってくれて、最終的には「もうここに住みたい」と言いだす始末(笑)お部屋の雰囲気も素敵なので、女子旅だけでなくカップルで利用するのにも最適なホテルと言えるでしょう。(2021年6月訪問)
旅館名 | THE TOWER HOTEL NAGOYA(ザ タワーホテル ナゴヤ) |
住所 | 愛知県名古屋市中区錦3丁目6−15先 |
TEL | 052−953−4450 |
お風呂 | 部屋風呂のみ |
予算 | 2名1室利用時、1人当たり1泊¥14,500~(朝食付き) |
露天風呂付き客室 | 無し |