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    日本平ホテル(静岡市/静岡県)~富士山ビューが最高の「風景美術館」ホテル

    日本平ホテル
    絵画のように美しい絶景がお部屋の窓から

    絵画のように美しい絶景がお部屋の窓から

    部屋から見える景色。左後方に富士山のシルエットが!

    部屋から見える景色。左後方に富士山のシルエットが!

    「展望台から見渡す景色が1番美しいはず」
    この日本平ホテルに泊まるまで私は当然のようにそう思っていました。事実展望台「日本平夢テラス」があるのはホテルよりも高い場所。富士山や清水港、三保松原などを臨むことだって出来ます。しかしホテルに宿泊した翌日、意気揚々と「日本平夢テラス」へと出かけて唖然。だってそこに広がっていたのは明らかにホテルの窓から見えたものより、見劣りする景色だったのです。
    JR静岡駅から車で25分。景勝地として知られる日本平にある「日本平ホテル」は1964年創業の歴史を持つ老舗です。元々は日本平観光ホテルとしてオープンしましたが、1979年に日本平ホテルへと社名を変更。2012年には国際水準のモダンな建物へとリニューアルし、大きな窓から富士山と駿河湾を見渡すことが出来る絶景ホテルとして人気を集めています。ホテルのキャッチフレーズは「風景美術館」ホテル。確かにそう言われても大げさではありません。芝生のグリーンと林が広大で、それらはすべて1枚の風景画のように心が洗われる光景なのです。
    1950年に毎日新聞社が主催し、旧運輸省などが支援した新日本観光地百選で平原部門の1位に輝いた日本平。当時その称号は非常に権威があり、郵便切手の絵柄にもその観光地の風景が採用されたほど。タクシーで到着すると女性スタッフがいち早くお出迎えしてくれて、さすが老舗高級ホテルだと感じました。

    明るいバスルーム

    明るいバスルーム

    エントランスをくぐって、まず私たちを出迎えてくれるのが高さ10m、横30mにもなる巨大なガラス窓。下のフロアにあるテラスラウンジとも繋がっていて、絶景を眺めながらアフタヌーンティーを楽しめるサービスもあります。
    お部屋はいくつかタイプがありますが、富士山や三保の松原、そして世界有数の深さを誇る駿河湾が一望できるお部屋が断トツでオススメ。私は家族3人での利用だったので、66㎡の広々としたスーペリアツイン(1泊1室3名で44,168円)に宿泊しました。ワンフレームの大きな窓ガラスは曇りなんて一点も無く、外との隔たりを感じさせないほど雄大な景色が目の前に広がります。夏場は天気が崩れやすいそうですが幸いにもこの日は青々とした夏空で、笠雲を被る富士山を見ることが出来ました。もちろんベランダに出て清々しい風を肌で感じることも可能。言ってしまえばホテルのお部屋がプライベートな展望台なのです。
    またバスルームもライトウェルから入る陽の光がちゃんと取り入れられるつくりになっていて、明るさが段違いです。お風呂も日本式の洗い場付きバスなのが嬉しく、アメニティも充実しています。

    富士山を眺めながら食事が楽しめる贅沢

    富士山を眺めながら食事が楽しめる贅沢

    また施設内には4つのレストランやラウンジスペースが設けられていて、いずれも眺望の良さが魅力です。特にアッパーラウンジと呼ばれるホテル最上階に位置するラウンジでは、昼は雄大にそびえる富士山を、夜には満点の星空を眺めながらカクテルや軽食をいただくことが出来ます。しかもホテル内にはさらに景色を堪能できるスパ施設まであって、リラックスするのにももってこいです。
    これだけの圧倒的なパノラマに加え、充実した館内設備。また今回は日程が合いませんでしたが、8月になると日本平で花火大会も開催されるそうで、大輪の花火が夜空を彩るのだとか。富士山の姿をハッキリと見たいなら晴天率の高い冬に宿泊するのがオススメですが、緑が生い茂り真っ青な空が広がる夏の眺望も捨てがたいと、今回泊まってみて実感したのでした。(2021年7月訪問)

    旅館名日本平ホテル
    住所静岡市清水区馬走1500-2
    TEL054-335-1131
    お風呂部屋風呂のみ
    予算2名1室利用の場合、1人あたり1泊¥7,500~
    露天風呂付き客室無し

     

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