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    洋食 つばき(洋食屋/岐阜市/岐阜県)~極上の洋食店とはこの店のこと!!

    洋食つばき
    窓から見える庭園の景色が美しい

    窓から見える庭園の景色が美しい

    洋食屋というと「なんかレトロっぽい」「オーソドックスで驚きが無い」そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
    しかしそんな中で見つけたのが「洋食 つばき」というお店。ここが他の洋食屋と違う点は、ひとえに使用している肉のランクにあります。なんとこのお店で使用する牛肉は全てA5ランクの厳選されたものだけ!洋食屋の定番メニューであるビーフシチューもハンバーグもすべてA5ランクのお肉で作られています。
    一体どんなお店なのか、実際に行って調査してまいりました!

    日本家屋でいただく厳選和牛

    築150年以上の立派な日本家屋を改装

    築150年以上の立派な日本家屋を改装

    岐阜駅から車で20分ほどの郊外にある「洋食 つばき」。150年前に出来た日本家屋をレストランとして改装していて、敷地内には立派なお庭も広がります。小京都を感じさせるような風情ある庭は、春には青竹が揺れ、秋には紅葉が美しく彩ります。今回夜に訪問したので見られなかったのですが、小川も流れているようで食事前にちょっと散策してみるのも趣がありそうです。

    大きな梁が印象的

    大きな梁が印象的

    内装は日本家屋らしい太い梁が特徴的で、使われているインテリアにも高級感があります。窓からはライトアップされた庭園が見渡せて雰囲気抜群。
    店内に入るとまず女将さんがお出迎えしてくれます。丁寧で親しみのある接客が心地良く、他のスタッフさんたちの教育も行き届いていました。そして驚いたのが、店員さんがオーダーの際全くメモを取らないこと。今回3人で訪れてそれぞれドリンクもフードメニューも別々のものを頼んだのにも関わらず、ちゃんと正しいものが運ばれてきました。凄い記憶力です。

    実は「肉屋田中」の系列店!

    絶品飛騨牛のローストビーフ

    絶品飛騨牛のローストビーフ

    実は「つばき」は銀座の超有名和牛肉割烹「肉屋 田中」の系列店。そのオーナーである田中覚氏と言えば年間100頭近い銘柄和牛を徹底的に選び抜き1頭買いで落札している、肉のプロフェッショナル。松阪牛や神戸牛、近江牛に飛騨牛などなど銘柄にこだわらず全国から最高の1頭を探し当て、その日、日本を代表する美味い肉を提供している方です。
    そんな田中氏が運営している「田中フードサービス」は全国に20店舗近い肉料理のお店を展開していて、「雪月花」や「二郎」なども系列店の一つです。

    タスマニア産のスモークサーモン

    タスマニア産のスモークサーモン

    「上質な和牛を余すことなく大切に扱うことが私の使命」と語る田中氏。その考え方はもちろん「つばき」においても見られます。まず洋食の命とも言えるデミグラスソースに使うのは、その銘柄和牛だけ。シェフが1週間以上かけてじっくりと煮込み、一緒に合わせる野菜も極力地元の岐阜野菜にこだわっています。
    またコースを頼むとついてくるコンソメスープも贅沢に銘柄和牛しか使わないというから驚き。全てにおいて妥協せず最高品質のものを使用しているからこそ、何ランクも上の料理を楽しめるのです。

    銘柄和牛を味わうこだわりコース

    コンソメスープもA5ランクの和牛から取っています

    コンソメスープもA5ランクの和牛から取っています

    私が頼んだのはビフカツコースの「ランプ」。前菜やスープ、サラダ、グラタン、デザートなどなど色々ついた7,000円のコースです。まず出てきたのは前菜のローストビーフ。こちらは飛騨牛のランプ肉を使用していて、マスタードや西洋わさびのソースと共にいただきます。噛めば噛むほど肉の旨味が口全体に広がって、明らかに他のローストビーフとは違うと実感させられます。A5ランクのお肉を使用しているだけあって歯切れも良く柔らか。この時点で既に次の料理への期待が高まります。

    ナスのグラタンもレベルが高い

    ナスのグラタンもレベルが高い

    次いで出てきたのは銘柄和牛を使ったコンソメスープ。これがまた絶品で、透き通った濁りの無いスープは見た目からも美しい。具は何も入っていませんがむしろそれが正解で、ダイレクトに旨味や香りが広がります。こんなに美味しいコンソメスープは飲んだことがありません。
    またナスのグラタンも素晴らしい。皮を剥いて柔らかくなったナスはホワイトソースやチーズと共にオーブンで焼き上げられます。小さいサイズで熱々で出てきたのが嬉しく、肉の品質だけでなく、純粋に洋食屋としてのレベルの高さを感じさせます。

    絶品のビフカツ

    見るからに美味しそうなビフカツ

    見るからに美味しそうなビフカツ

    さてついにお待ちかねのランプ肉のビフカツです。今日は飛騨牛を使用していて、レアに仕上げられた断面も綺麗。飛騨牛は綺麗に霜降りが入っているお肉ですが、あまり脂がしつこすぎないのが特徴的です。身も柔らかくナイフの刃が簡単に通ります。表面のカリッと揚げられた衣に特製のデミグラスソースが染み込み、お肉と絡むと絶品。衣で旨味を閉じ込めているのか、噛んだ時の味わいが素晴らしかったです。

    金華豚のロースカツレツ

    金華豚のロースカツレツ

    また連れが注文していたビーフシチューもお肉がホロホロとほぐれるほど柔らかく煮込まれていて美味しかったです。そのまま焼いて塩を振るだけでも美味しい飛騨牛をこうして煮込んでしまうというのがなんとも贅沢な食べ方だなと感じました。
    そしてデザートにはプリンをいただきます。洋食屋らしい、いかにもな姿のプリンは「つばき」の名物でもあります。すこし硬めの食感が昔ながらという感じがして、お店の雰囲気にもぴったり。前菜からデザートまで全てが完璧に美味しかったです。

    データ

    ライスをカレーに変更してカツカレーにすることも!

    ライスをカレーに変更してカツカレーにすることも!

    店名洋食 つばき
    ジャンル洋食
    住所岐阜県岐阜市打越59-2
    電話番号058-297-1122
    席数32席
    個室無し
    予算ランチ¥3,000~ ディナー¥5,000~
    予約予約可
    お店HPhttp://yoshokutubaki.jp/

    まとめ

    「つばき」名物のプリン

    「つばき」名物のプリン

    今回私がいただいたビフカツコースは7,000円、洋食としてはお高めの値段でしたが、銀座「肉屋 田中」でフルコースをいただこうと思ったら1人40,000円はかかってしまうので、それを考えるとかなりリーズナブルな価格ではないかなと感じました。
    洋食と言えども使用する肉はA5ランクの厳選されたものばかり。味もサービスにも満足しました。極上の洋食店とはまさにこの店のことを言うのではないでしょうか。(2021年10月訪問)

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