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    老松 喜多川(日本料理/西天満/大阪)~万人受けするミシュラン1ツ星なにわの日本料理店

    老松喜多川
    カウンターで大将の料理を見ながらゆったりとお食事

    カウンターで大将の料理を見ながらゆったりとお食事

    八寸には鰆のおかき揚げなどボリューミーな品々も

    八寸には鰆のおかき揚げなどボリューミーな品々も

    「京料理となにわ料理の違いは何ですか?」カウンターで料理を食べ進むうちに、大将の喜多川達(とおる)氏に質問しました。以前から聞いてみたかった質問です。答えは「京料理は利尻昆布を使うけれど、なにわ料理は真昆布を使うのが違いです」とのこと。
    大阪西天満にある喜多川氏のお店である「老松 喜多川」はミシュラン1ツ星、ゴエミヨ15.5、食べログ百名店という高評価を受けている名店です。京都や大阪のお店で修業して後、2012年にこのお店を開かれました。
    11月のとある日曜日のランチは12時一斉スタートということで、カウンター7席が満席でお食事開始です。他の個室らしき部屋もあるようで、カウンターで仕上げたお料理をアシスタントさんやサービス係の女性が運んで行かれます。

    お造りは剣先イカと迷いカツオ

    お造りは剣先イカと迷いカツオ

    コースは7品で8000円のものを頂きました。
    全般的な印象は、京料理に比べて味付けは濃くて、ボリューミーで、一般受けしそうなものが多かったようです。いわゆる万人がすべて美味しく満足できる品々で、私には塩味が多すぎる品も目立ったけれど、これらは薄味の京料理とは違うのだと思えば納得です。
    温かい先付けから始まりました。車海老とほうれん草にゆず味噌がよく合います。全部つけると私には味が濃いので調整します。
    八寸は内容充実。帆立・大根と金柑のジュレ、生ゆば、鰆のおかき揚げ、白子の醤油焼き、しめ鯖とセリのお浸し。どれもが丁寧な料理なのはさすがです。

    ブリの照り焼きは白いご飯が欲しくなった

    ブリの照り焼きは白いご飯が欲しくなった

    お椀は大根と鯛。出汁は京風でいい味わい。鯛の身は柔らかく滋味深いお椀です。
    造りは甘くてとろりとした剣先イカ。そして迷いカツオは分厚くてカツオのたたき風で食べ応えがあります。
    ブリの照り焼きの後は、蕪蒸しで渡り蟹と銀杏入りです。
    お食事はカマスとえのき入りの炊き込みご飯をグループごとに土釜で出してくれます。とっても美味しいのでみんなお替りして、それでも残ったらおにぎりにして持たせてくれました。
    デザートのパンナコッタと抹茶アイスは、抹茶がたっぷりで絶品、シャインマスカットも添えられて理想的なデザートなのでした。
    最後のデザートにも手抜きなしというのはとっても嬉しいことです。
    なにわ料理の名店らしく、満足感いっぱいのランチタイムが過ごせたのです。   (2021年11月訪問)

    レストラン名老松 喜多川
    ジャンル日本料理
    住所大阪府大阪市北区西天満4丁目1−11
    TEL06-6361-6411
    予算ランチコース8800円(税込み)~、ディナーコース18700円(税込み)~
    座席14席
    個室あり
    予約の可否予約可
    お店のwebサイトhttps://www.oimatsu-kitagawa.com/menu

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