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19階にあるフロントからの眺めも良好です
関西在住以外の人が大阪に来て戸惑うことの一つは電車の駅名です。JR大阪駅と阪急・阪神・地下鉄の梅田駅は駅名が違えど同じ場所というのは誰でも知っていますが、JR天王寺駅と近鉄阿部野橋駅が道路を挟んだ向こう側というのは、私はこの旅で初めて知りました。それくらい東京育ちの私にとって近鉄阿部野橋駅というのは縁の遠い存在だったのです。
しかし、横浜のランドマークタワーを抑え、高さ300mを誇る日本一の高層ビル「あべのハルカス」が出来てからは、阿部野橋は幾分かメジャーになったような気がします。
高層ホテルなのにリーズナブルな価格

遮る物が無くて眩しいくらい!大阪の街が一望できます
今回ご紹介する「大阪マリオット都ホテル」はそんな「あべのハルカス」の38階から57階を占める超高層階ホテルです。他の追随を許さない圧倒的な高さを誇るこのビルからは、贅沢に大阪の街を見下ろすことが出来ます。もちろん近鉄阿部野橋駅とは直結していますし、JR天王寺駅も道路の向こう側と便利です。

洗面所
レセプションはビルの19階。そこから上へ上へとエレベーターで昇っていきます。私が泊まったのはアッパーフロア(50~52階)のデラックスツインというお部屋。高さ240m以上から眺める夜景は、まるで飛行機の窓から見下ろした景色のよう。遮るものが何も無いので昼間は西日が入って眩しいほどでしたが、夜はカーテンを開けばロマンティックな雰囲気を味わえます。お部屋自体は38㎡と小さめですが、アメニティは充実しています。比較的新しいホテルということもあってバスルームは洗い場付き。タオルもフワフワで、パジャマの着心地も良かったです。またテレビが大画面だったり、エスプレッソマシンとポットが両方あるのも使い勝手が良くて嬉しい点でした。料金は2名利用の場合、1室36,000円から。大阪の都心ど真ん中の高層ホテルの中ではリーズナブルな価格帯です。
57階のレストランからの夜景を楽しみたい

洗い場付きバスタブ
またクラブルームやスイートルームに宿泊すればクラブラウンジを利用することも可能です。これらのお部屋に宿泊の際は、チェックイン・チェックアウトも38階の専用レセプションで行うことが出来て快適。クラブラウンジではアフタヌーンティーやカクテルタイムなど時間に合わせたサービスを提供していて、特別な時間を過ごすことができるのです。
レストランやバーは全部で4種類。特に57階にある「レストラン ZK」は夜景を楽しみたい人にぴったりのレストラン。ここでは欧風料理や和食、そして鉄板焼きをすべて楽しめるようになっているので、好みが違ったり食べたい物の意見が割れても安心です。席も夜景が見下ろせるテーブル席からシェフが夜景をバックに鉄板焼きで腕をふるってくれるカウンター席、割烹カウンターまで様々。それぞれ厳選された旬の食材を使い、見た目にも美しい料理へと仕上げます。またシェフズルームという「ZK」唯一の個室にはミニキッチンが設けられていて、そこでシェフが自分たちのためだけに腕をふるってくれるという嬉しいサービスもあります。ここでは決まったメニューがなく、予約時に聞いた要望に沿って季節ごとに違った料理を提供してくれるのだとか。ちょっと贅沢な気分を味わいたい方にオススメのサービスです。

フロント横のラウンジスペースもいい雰囲気です。
今回私はアッパーフロアに泊まりましたが、それ以外にもレギュラーフロアやクラブルーム、コンフォートルームなど細かくカテゴリーが分かれていてそれぞれ価格帯が異なります。なるべく値段を抑えたい方はレギュラーフロアのお部屋、ラグジュアリーな気分を味わいたい人にはスイートルーム…などなど、利用シーンに応じた使い方が出来るのも良い点です。問題点としては高層ホテルだけれど、他と比べややラグジュアリー感に欠けるところ、また阿部野橋というロケーションが大阪の観光やビジネスを考えると少々不便な場所という点でしょう。それでも空に浮かんでいるかのような気分を味わえる「大阪マリオット都ホテル」、夜景好きなら是非とも泊まってみてほしいホテルです。(2021年11月訪問)
施設名 | 大阪マリオット都ホテル |
住所 | 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1-43 |
TEL | 06-6628-6111 |
予算 | 360室 |
客室数 | 2名1室利用の場合、1人当たり1泊¥19,090~(食事なし) |
風呂 | 部屋風呂のみ |
露店風呂 | 無し |
公式サイト | https://www.miyakohotels.ne.jp/osaka-m-miyako/index.html |