ル ポチロン(フレンチ/宮崎市/宮崎県)～カジュアルフレンチで手軽なランチを楽しむ

オープンは12時。それまで中に入れてもらえません

可愛らしい店内

宮崎市にある「ル ポチロン」は、思いついた時にふらっと立ち寄ることが出来るカジュアルなフレンチレストランです。
JR宮崎駅から徒歩10分ほど。2階建ての店内は1階部分がカウンター席になっていて、今回は2階のテーブル席に通されました。ドライフラワーが壁を飾り、オレンジ色のライトが照らす店内は温かな印象でどこか南仏を思わせます。私たちが想像する敷居の高い「フレンチレストラン」とは違い気安さがあり、「ビストロ」という言葉が近いかもしれません。

スマガツオのカルパッチョはサラダ仕立てで

平日の昼間でしたが人気店ということで念のため予約。1番乗りで入店し、あっという間にほとんどの席が埋まってしまいました。ランチは1,500円のパスタランチ、2,500円のプチコース、4,500円のポチロンコースの3つから選択可能で、今回は2,500円のプチコースを注文しました。こちらのコースは前菜の盛り合わせ、スープ、ひと口サイズのパスタ、メイン、デザート、コーヒーがついた充実のラインナップ。東京のフレンチレストランだったら間違いなく2倍以上するので驚きです。
地元宮崎県産の無農薬野菜やお肉にこだわり、食材本来の美味しさを大切にしているシェフ。料理に合わせるワインもヨーロッパ産の自然派のものを仕入れていて、セラーには常に40～50種類ほどのワインがあるそうです。

カブとカリフラワーのスープ

1品目の前菜の盛り合わせは脂が乗ったスマガツオのカルパッチョのサラダ仕立て。レンズ豆やトマト、赤カブの入ったサラダは見た目も良く、カルパッチョと共にさっぱりといただくことが出来ます。
この日はカブとカリフラワーのスープ。ほっと休まるような優しい味で、硬めの香ばしいパンとの相性も良かったです。
パスタは魚介とブロッコリーのペペロンチーノ。最初「フレンチなのにパスタ…？」と思っていましたが、シェフはイタリアンレストランでの修業経験もあるそうで、パスタも本格的でした。ペペロンチーノと言っても辛味はほとんどなく、どちらかというとオイルパスタのような感覚です。
そしてメインは魚とお肉から選べるのですが、せっかくなのでお肉をチョイス。宮崎県産の豚肉をハンバーグにして上からたっぷりチーズをかけます。とても2,500円のコースとは思えないほどボリューム満点で、十分お腹が満たされました。

魚介とブロッコリーのペペロンチーノ

コースには入っていませんでしたが、ここのスペシャリテは「パテアラメゾン」。宮崎のブランド豚「南の島豚」を使用したパテは、1週間寝かせた後に2時間かけてじっくり火入れをするというこだわりよう。口に入れると肉の旨味が溢れ出すお店の一押しメニューなのだとか。
アットホームなお店を目指しているだけあって、スタッフさんもフレンドリー。会話も色々と弾みました。まるで友達のお家にいるようなリラックスした気分で料理を楽しむことが出来ました。 (2022年1月訪問)

クレームダンジュとリンゴのシャーベット

レストラン名ル ポチロン(LE POTIRON)