サミュゼ(フレンチ/三国市/福井県）～三国生まれのシェフが三国から発信するフレンチ

鮮魚のタタキ風マリネ

上庄里芋と三国産甘エビのクロケット

サミュゼとはフランス語で楽しむという意味。ここ福井県三国生まれの三国育ちというオーナーシェフの畑和也氏は、この町で新しいフレンチを堪能してもらいたいとこのお店を始めました。

畑シェフは西洋料理のコンクールの最高峰「第23回世界料理オリンピック大会」個人3位に輝いたと言う実力の持ち主です。

北前船の寄港地だった三国の旧市街は古い建物が並ぶ情緒溢れる町並みが魅力的です。サミュゼのある建物は、旧大木道具店という古民家を改修したもので、向かいの旧森岡銀行の本店と共に地域のシンボル的存在です。

サミュゼのオリジナルカレー

一階にはカジュアルなランチやアラカルトディナーを出すお店が入っていて、二階はやや高級なコースディナーや団体客などを受け入れているそうです。

昼に同じ福井でたらふくお鮨を食べたので、ディナーはコースほど重い食事でなく軽く取りたかったのでこの店に決めたのです。
3人で選んだ品は6品。少しずつシェアして頂きました。まず「上庄里芋と三国産甘エビのクロケット」600円。カリッと美味しいクロケットは新鮮な甘エビの美味しさが際立ちます。
「鮮魚のタタキ風マリネ」800円はサラダ仕立て。
「サミュゼオリジナルカレー」900円は甘味の強い欧風カレーで、カレーパンに入れたら美味しそう！

フォアグラソテー

「フォアグラのソテー」1600円「若狭牛のステーキ」3500円はかなり濃厚なので娘がメインで頂きました。ステーキはとりわけ脂っこいのでカレーに入れて食べたら美味しかったよう。
フレンチのお店でも気軽にカレーなどを楽しめるのは嬉しいところです。メニューを見ると、ほかにもハンバーグやカツなどもあって、一階の店舗は町の洋食屋さん的な存在なのかもしれません。
しかし、二階はコース中心なので、本格的なフレンチで、一階とは違った印象になるかもしれません。
三国の散策の合間に、情緒ある古い建物のフレンチを楽しむというのはいかがですか？
(2021年12月訪問）

若狭牛のステーキ

本日のデザートは洋梨のコンポート