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1月の寒いある日の夜でした。とあるレストラン予約サイトでテーブル予約をし、福岡のとあるフレンチ割烹へ行くと、なんとお店はお休みで、お店に電話しても予約は入っていませんでした。お店に非はなくその予約サイトの不備であることが判明。(ちなみに不備のあった予約サイトはもちろん食べログではありません)
リコンファームのメールも2回来ていたので安心しきっていました。わざわざ列車で福岡まで行ってホテルも予約して出かけたのにと、寒空の下悲嘆にくれた私たち。
急遽別のレストランを探すことにしました。そこで思い付いたのが「レストランひらまつ博多」さんです。ダメもとで電話してみると、10分後にディナーに行くという予約を受けてくれたのです。その時19時45分でした。20時までにお店に入ればフルコースも出してくれるそうです。迷わずタクシーで向かったのでした。
なんと10分後の予約を受けてもらいました!
ひらまつさんのチェーンはオーベルジュでもレストランでも何度も利用させてもらっています。最初電話で名前を言うと、利用履歴が出てきたようで、スタッフの皆さんにも歓迎されてよかったです。アレルギーや苦手食材も、予め電話で聞き取り、素早くそして快く対応してくれました。
グランメゾンのように素敵な店内に入っていくと、運よく真ん中のテーブルが空いていて、そこに通されました。
ディナーコースは予め伝えておいたので9000円のLIBERTE(リベルテ)コースで、メニューがすでにテーブルに置かれていました。この辺りもサービスに抜かりがありません。気の利いたサービス陣はいつものひらまつさんならでは。博多店は初めてですが同様に素晴らしいものです。とりわけ感じよく対応してくださったのがソムリエの重松さんです。いろいろ心配りの出来る方で安心して食事ができたのです。
九州の食材を駆使した正統派フレンチ
アミューズはHiramatsuの文字が書かれた木箱でサプライズ的に登場です。開けると松ぼっくりなどと一緒にブラウンチーズのフィナンシェと海老のせんべいにパルマの生ハムを載せたもの。冷えたシャンパーニュでのどを潤し、ひと口美味しいアミューズを食べたら、やっと人心地がつきました。一時はどうなることかと思った!!
次はカリフラワーのムースにモンサンミッシェルのムール貝を合わせ、カラスミのパウダーがかけてあります。見た目は白いドーム状の可愛いつくりです。
九州を感じられる盛り合わせ3種が続きます。美しい緋扇貝の貝殻に載って出てきたのは貝のベニエをシェリービネガーと蜂蜜で。対馬の鯖とカカオと赤味噌のパウダーを合わせサラダ仕立ての1皿。そして五島の安納芋のスープ仕立ての黒ゴマのエスプーマと底にフォアグラを敷いてあります。
ボリューム満点のコースはまだまだ続きます
魚料理はヒラメです。肉厚のヒラメで、白ワインのソースの他ピルピルという魚のあらなどから採った出汁とサフランのソースを添えています。キャビアの他、焦がしネギのピューレやほうれん草なども。
肉料理はオーストラリア産のビーフでストレスのない旨味の強い肉です。赤ワインの他、人参のピューレや柚子のコンフィチュール、季節の野菜添えです。どれもが個性的ではないものの、正統派の満足のいく料理でした。
レストラン名(ジャンル) | レストラン ひらまつ 博多 (フレンチ/フランス料理) |
住所 | 福岡県福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレイン 2F |
TEL | 050-5594-9547 |
予算 | ランチコース3800円~ ディナーコース 9000円~ |
座席/個室有無 | 70席 個室あり |
予約の可否 | 予約可 |
公式サイト | https://www.hiramatsurestaurant.jp/hiramatsu-hakata/ |
まとめ
今回はひらまつさんに救われました。本当に寒空の下路頭に迷っていたところを助けてもらって、地獄に仏でした。
いつも予約は1か月以上前にする習慣のある私たちですが、なんと10分前くらいに予約をしたというのも初めてのことで驚きでした。
急な予約なのに完璧な対応をしてくださったひらまつ博多のスタッフの方々には感謝しかありません。ひらまつグループはこれからも利用したいと思いました。
(2022年1月訪問)