冷たい風が頬を切り、思わず身震いしてしまうそんな季節。11月も中頃を過ぎればだんだんと冬の訪れを感じずにはいられません。そしてこういう寒い日にはやっぱり温かい食事を摂りたくなるもの。ラーメン、おでん、お鍋・・・日本を代表するあったかグルメは数多くありますが、大阪難波に行列のできる「うどん屋さん」があるとのことで、今回はうどんに決定!さてどんな品が食べられるのか楽しみです。
難波の表通りから外れ、少し路地を入った先にあるのが今回ご紹介する「き田たけうどん」。ガレージを改装したという建物はお店の中と外に席が設けられており、木目調の雰囲気がどこか温かみを感じさせます。平日だからあまり混まないと聞いていたものの、念のため開店15分前に到着。待っているとどんどんお客さんがやって来て、みるみるうちに店前のベンチが埋まります。
さて肝心のうどんですが、うどんとひとくちに言ってもその種類はいくつもあり、中にはユニークなものも。特に名前のインパクトが大きかったのが「伝説のキムラ君」なる一品。「キムラ君??誰??メニューの考案者?」と思っていたのですが、実は「キムチ」と「ラー油」で「キムラ君」なのだそう。うーんこのネーミングセンス、これぞ大阪です!(笑)
残念ながら辛いものが苦手な私は肉うどんと小さな炊き込みご飯を選択。出汁のいい香りが漂う店内で待つこと数分、出てきたのはボリューム満点のホカホカうどんです。強いコシとモチモチとした食感が特徴の細麺は注文を受けてから伸ばすというこだわり。お出汁も関西風の薄口が麺と相性良く、箸がどんどん進みます。実はここの店主である木田武史氏は大阪・讃岐うどんの草分け的存在といわれる有名人。どおりで昼前から長い列が出来る人気店なわけです。また、うどん屋さんとしては珍しく日本酒を50種類近くも用意しているこのお店。お昼だったのでやめておきましたが、こうした楽しみ方も出来るのはうどん好きにもお酒好きにも堪りません。
うどんは勿論のこと気配りの感じられるあったかいサービスで、身も心もあったまる昼食になった「き田たけうどん」での食事。また訪れる機会があるなら今度は「伝説のキムラ君」や「豆腐タルタルぶっかけ」などユニークなメニューにも挑戦してみたいものです。(2020年11月訪問)
レストラン名 | き田たけうどん(きだたけうどん) |
ジャンル | うどん |
住所 | 大阪府大阪市浪速区難波中2-4-17 |
TEL | 06-7509-4392 |
予算 | ¥800〜 |
座席 | 24席 |
個室 | 無し |
予約の可否 | 予約不可 |