東京ステーションホテルは、1914年辰野金吾によって東京駅丸の内駅舎が建てられた翌年の1915年に創業した老舗のクラッシックホテル。東京に生まれ、東京駅はどれだけ利用させてもらっているかわからないのに、今回初めての宿泊でホテルの中に入ることに。外観が東京駅と同じなので全容が想像がつかなくて来る前からとても楽しみでした。
2012年東京駅のリニューアルに合わせて改装されたホテルは、クラッシックな所を残しつつも最新の設備で迎えてくれました。館内には改装前の東京駅の写真や貴重な鉄道の資料などが100点以上も飾られていて、一つ一つゆっくり見てしまいます。また駅の改札を出ると真上に見えるドームの天井や8つしかない干支のレリーフも3階から近くに見ることが出来ました。(干支のレリーフの残りの4つは、近年、同じく辰野金吾の建築した佐賀県の武雄市にあることがわかり話題になりました)
チェックインして部屋でゆっくりしていたら徐々に暗くなってきて、部屋から外にイルミネーションが見えました。今回は後輩との忘年会。今までも年末にイルミネーションを一緒に見にきたことはありましたが、こんなにゆっくり散策してすぐにまたホテルに帰れるなんて、とっても楽しくてお得な気分です。
館内もクリスマス仕様です。100周年を記念して毎年作られるようになった森づくりの活動に寄付されるクリスマスチャリティーオーナメント。年々認知度があがりとても人気で、今年も1週間くらいで完売してしまったそうです。入口には歴代のオーナメントを見ることが出来ました。
地下にあるスパは宿泊客でも有料ですが、高濃度炭酸泉があり照明は暗めで落ち着きました。
また、丸の内南口改札を出てすぐの所にある丹羽屋はこのホテルのショップ、駅前にあるなんてすごい。
今年を振り返ると、たくさんのことが出来なくなったり変わったりした1年でしたが、ビュッフェもその一つ。このホテルでは朝食のビュッフェを再開していて、久しぶりのビュッフェを楽しむことができました。非常に良く考えられたきちんと銀色の使い捨てのカトラリーをはじめ、もちろん対策はばっちり、この準備は大変だと思うくらい全てが個包装になっていて少しずつのポーションで並べられています。自由に少しずつたくさん楽しんでもらいたいという、ホテルとスタッフの気概を感じました。 (2020年12月訪問)
旅館名 | 東京ステーションホテル |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 |
TEL | 03-5220-1111 |
お風呂 | スパ施設(宿泊客有料) |
予算 | 2人1室利用の場合、1人24,500円~(朝食付) |
露天風呂付客室 | なし |