目次
カラフルでヘルシーなスリランカ料理の魅力!
インド南東の島国、スリランカ。この国は北海道より少し小さな面積ながら、仏教文化が色濃く残る遺跡群、紅茶畑が広がる高原地帯、サファリが楽しめる国立公園、ノスタルジックな雰囲気漂う港町などその土地ごとの魅力がギュッと詰まっています。また、海の幸や畑から採れる野菜などヘルシーな食材をつかった料理もスリランカの魅力のひとつです。スリランカ料理を語る時にまず外せないのは「カレー」です。時には朝昼晩三食ともカレーだった、なんていう日も珍しくありません。かくいう私もスリランカを訪れた際にはそんな日がありました。ですが同じ料理を三食食べているというより、何種類かの煮込み料理をおかずにごはんを食べるという印象が強いかもしれません。スリランカのカレーはじゃがいもやおくらなどの野菜から豆類、チキンやフィッシュなどの様々な具材とココナッツミルクを使用したマイルドな味から、香辛料をつかったエスニックな風味まで、幅広い味付けが楽しめます。
また、スリランカ料理=カレーだけではありません。今回ここでご紹介したいのは「ビリヤニ」。初めて名前を聞くという方も多いかもしれませんが、ビリヤニはインドやその周辺国でお祝い事の際の食事から、屋台で日常的に食される国民食のひとつとして幅広く愛されている料理です。そもそもビリヤニとは「スパイスとお肉の炊き込みご飯」のことで、パエリア、松茸ご飯と並び世界三大炊き込みご飯の一つと称されています。
北千住にあるおしゃれな古民家風レストラン「ビリヤニ食堂」
スリランカには行かずとも、このビリヤニを楽しめるお店が東京にあります、それが「ビリヤニ食堂」です。最寄りの北千住駅から徒歩5〜10分弱、路地にひっそりと佇む隠れ家的なお店です。お昼のみの営業ですが、ビリヤニがなくなり次第終了です。店内は大きなテーブルに4席と小さなテーブルに3席、そしてカウンターに3席の計10席、木材を基調としたインテリアで落ち着いた雰囲気です。今回の訪問は、平日のお昼12:00頃。途中他2組ほどの来店がありましたが、席同士の間隔があいていたので程良い距離感を保つことができました。席に案内された後には水と一緒に使い捨てのマスクケースを頂きました。ついついマスクケースを忘れてしまったり、食べている間どこに置こうと悩んでしまうので、この配慮は嬉しいです。
お店の名前の通り、ビリヤニをメインに提供しているこのお店のメニューはとてもシンプル。メインメニューは「チキンorベジタブルのビリヤニ」か「本日のビリヤニ」。そしてトッピングにフィッシュ・アンブルティヤルか牡蠣のテルダーラを追加できます。今回私は「本日のビリヤニ(ホタルイカのビリヤニ)」を注文することにしました。料理が運ばれてきてまず目を惹いたのがビリヤニとその周りに添えられているカレーや色とりどりの野菜。食欲がそそられます。ビリヤニは想像よりスパイスの癖がなくシンプルで、口馴染みが良かったです。途中で豆カレーや野菜を挟みつつ、また途中でレモンを搾って味にアクセントをつけたり違いを楽しむこともできました。おなかに余裕があればデザートも…と思っていましたが、今回はお預け。次は朝食を抜いてでもお腹を空かせて、今回注文しなかった方のビリヤニも頼もう、と思いながらお店を後にしたのです。(2021年3月訪問)
レストラン名ビリヤニ食堂
ジャンル | スリランカ料理 |
住所 | 東京都足立区千住2-31 |
TEL | 03-5284-8375 |
予算 | ランチのみ 1,000円~ |
座席 | 10席 |
個室 | なし |
予約の可否 | 不可 |