ダイワロイネット京都グランデ(京都駅八条口/京都市)～高級感漂う駅チカのカジュアルホテル

エントランスは京都らしいデザイン

開放感のあるロビー

JR京都駅八条口から徒歩5分ほどの場所にある「ダイワロイネット京都グランデ」。駅前はホテルが乱立しているものですが、このホテルもそのうちの1つ。しかも「ダイワロイネット」の名を冠するホテルが3軒も並んでいるので、予約の際には注意が必要です。
日本庭園のように設えられたアプローチを進んでいくと、京都らしい赤い和傘や骨董品が飾られたエントランスへと繋がります。ロビーは天井も高くかなり広々としていますが、お客さんが居ない時はそのだだっ広さが気になります。せっかくならそのスペースをラウンジにしてソファを置くなど有効利用したらいいのに…。

プレミアトリプルルーム

今回私は3人での利用で、プレミアトリプルルームを1泊1人5,000円ほどで泊まることが出来たのですが、値段の割に設備がしっかりしていることに驚きました。全272室すべてにシモンズ製のベッドを採用しており快適性も抜群。全体的に設備が新しい印象でタオルもふわふわです。その他にもこのプレミアトリプルのお部屋には、ホテル滞在であると嬉しい冷蔵庫や湯沸かしポット、液晶テレビ、洗い場付きバスなども完備。
ナイトウェアは京都を感じるような浴衣がモチーフの、帯が要らない部屋着です。和柄のオシャレなデザインが可愛らしく、プチ旅行気分も味わえます。また館内にはフィットネスやコインランドリーもあるので長期の滞在でも安心。

洗い場付きバス

1番安いお部屋であれば20㎡のスーペリアダブルというお部屋もあります。ユニットバスになってしまいますが、そのほかの設備はほぼ変わらず、1泊2名で1室につき8,500円とかなりリーズナブルです。
そのワンランク上のデラックスツイン25㎡もユニットバスですが、お部屋にゆとりがあってオススメ。こちらも1泊2名で9,800円からとお手頃価格が魅力です。
そしてホテル滞在の楽しみの一つでもある朝食ですが、ここ「ダイワロイネット京都グランデ」では京都らしいおばんざいや京都の老舗「八代目儀兵衛」の炊き立てのお米など、こだわりの品が並ぶビュッフェスタイル。自慢のライブキッチンで振舞われるオムレツやパン、サラダなどなど内容も充実しています。

部屋番号が書かれたプレートも可愛らしい

ダイワロイネットホテルの中でも少々グレードの高さを感じる「ダイワロイネットグランデ」。ただ3軒も「ダイワロイネット」のホテルが並んでいるのにも関わらず、入口の表示が分かりにくいのが気になりました。実際私もどれが「グランデ」なのか分からず、一番近い「ダイワロイネットホテル京都テラス八条東口」に行ってしまったのでした。
京都駅八条口というロケーションは新幹線乗り場に近く、歩いて行けるというメリットがありますが、逆に言えばそれだけ。京都の人間にとってはあまり魅力的な場所ではないようです。ビジネス目的なら良いかもしれませんが、観光目的の場合もう少し寺社仏閣へのアクセスも良いロケーションのホテルを選んだ方が良いでしょう。
とは言ってもホテル代が高い京都では、それなりの設備を期待すると思いのほか高くついてしまうのも事実。そんな中で1人4,000円くらいから泊まれるこのホテルは貴重な存在かもしれません。 (2022年1月訪問)

高級感漂っています