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バンコクでは1軒屋レストランの食事を楽しみたい
数年前、仕事仲間と一緒にバンコクへ旅行しました。旅のプロが揃っているので、みんな好みにうるさいので、食事には少しこだわりました。訪れたのは一軒家レストラン。料理だけでなく、インテリアや調度品も楽しめるし、何よりも空間そのものが優雅です。喧騒のバンコクにあって、こんな場所があったんだと、改めて感じました。
数軒訪問して、印象に残ったのはサトーンのビジネス街の裏手にひっそりたたずむイッサヤ サイアミーズ クラブ (Issaya Siamese Club)で した。タイ版「料理の鉄人」で活躍したイアン・キッチャイ氏が作る料理はタイ料理の枠を超え、新鮮な感動を与えてくれます。店内はクラシカルな雰囲気ながら、壁が鮮やかなピンクやブルーに塗られ、レトロポップで個性的なインテリアです。自家栽培のオーガニック野菜などの食材を手掛けているのもイマ風です。もう一軒の店もイッサヤに負けず劣らずいい店でしたが、残念ながら閉店してしまいましたが。
一昔前まではバンコクの食事は屋台、大衆食堂か、ホテルの高級レストランかの2択でした。20年位前のバンコクはホテル以外でおしゃれして出かける店といえば、宮廷料理の「ブッサラカム」、タイスキの「コカ」、シーフードカレーの「ソンブーン」など、本当に限られていました。
しかしタイがめざましく経済成長するにしたがって、バンコクは世界的な美食の街に様変わりしてしまいました。次々とお洒落なレストランがオープンし、タイ料理も驚くほど洗練されてきました。その中心に位置するのが一軒屋レストランなのです。ローカルな屋台や大衆食堂だけがタイ料理ではないのです。バンコクではぜひともこのようなおしゃれな一軒家レストランを訪問したいものです。
タヒチ(タイ料理/表参道/東京)
さて、日本におけるタイ料理ですが、客単価が低いこともあって、さすがに都心で一軒家タイ料理レストランなど難しいと思っていましたが、さすが、世界のグルメの中心・東京です。青山にそうした店があったのです。しかし、店名はなぜか、タヒチ? タイ料理なのになぜタヒチとつっこみたくなりますが、実はタヒチにあるタイ料理のお店をイメージして作ったのだとか。
店内はオレンジのライトで統一され、南国リゾートのような落ち着いた雰囲気。デートや女子会におすすめ。オシャレな人も多いと店内を見渡せば何と隣の席には関西出身のタレントA.Hの姿も。
ところでここに来て大切なことを思い出しました。私はパクチーが苦手なんだと。東京でタイ料理が久しぶりなので肝心なことを忘いました。しかもこのお店は長野にある自社農園産のものであり、様々な料理にこれでもかと気前良くパクチーを添えてくれます。パクチーに目が無い女子には最高の1日となることでしょう。私達グループはパクチーを入れずに別皿にてもらいました。
単品もありますが、コース料理がお得ということなので、コースを選択しました。ベトナム生まれながら今ではタイでよく前菜に使われる生春巻きからスタートし、ホタテのサラダ、エビのすり身、ポークのタピオカ、大根餅、鶏肉のガバオ、パッタイ、グリーンカレーと、続きます。
ポークのタピオカは珍しかった。タイのお祝い料理だそうです。豚肉を甘く味付けして炒めたものをタピオカにタイのハーブで色付けして、包んでいます。きれいに色付けされていますが、自然のものなのです。ガバオ、パッタイ、グリーンカレーはテッパンの味。美味しく食べられました。
ただ、タイ料理にしてはお値段が少々高いかも。場所やお店の雰囲気などを考えると、仕方ないとは思いますが・・・。(2020年12月訪問)
レストラン名 | タヒチ |
ジャンル | タイ料理 |
住所 | 東京都港区南青山4-27-17 |
TEL | 03-5467-4677 |
予算 | ランチ1500円から、ディナー6500円から |
座席 | 40席 |
個室 | 有り |
予約の可否 | 可 |