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    Fujiya 1935(イノベーティブ/船場/大阪)

    バスク料理らしく一皿が少しずつなのがちょうどい。もっと欲しくなるのが適量

    兵庫県丹波産の黒豆を入れた気泡をたくさん含ませたというユニークなパン

    大阪・船場にあるイノベーティブの名店として知られるFujiya 1935。先代の老舗洋食店の名前が、その創業が1935年だったことから付けられたそうです。
    シェフ藤原哲也氏は国内やイタリア、スペインなどで修行した後、実家だったそのお店を継いで、2003年に今のお店をリニューアルオープンされたそうです。洋食屋さんからお洒落なイノベーティブレストランへの大変身です。
    ヨーロッパで長く修業したのがスペインのお店で、今の料理は無国籍でイノベーティブながらバスク風に小皿がいくつも出るタパス風なのが特徴です。ガッツリ量が出るより、小皿でいろんなものをたくさんの種類いただく方が個人的に好みなので、とても嬉しかったのです。

    函館産の雲丹をプチコロッケ状にしてあおさ海苔をまぶした一品


    テーブルに置かれたメニューには食材とその産地が丁寧に記されています。私が訪れたのは2月だったので、温かいメニューが多く出ました。
    アミューズは香川県産ホワイトアスパラガスの温かいフランで、冷え切ったいた身体がほんわかと温まりました。そのまろやかな美味しさに心までポカポカに。
    兵庫県丹波産の黒豆を入れた気泡をたくさん含ませたというユニークなパン。見た目は灰色の石ころみたいです。初めて味わう素朴で味わいのあるユニークなパンでした。その後通常のパンも出たので、パン好きな私にとってはこのこだわりも嬉しいものでした。

    淡路産くぬぎ座牛のローストに黒トリュフを入れた玄米のリゾット


    琵琶湖産の鮎の稚魚と蓮根、ゆり根を混ぜてカラリと揚げた熱々の1品も絶品。兵庫県柴山産のズワイガニは旬で新鮮。下仁田ネギと合わせたのもいい組み合わせです。カブの薄切りを載せた駿河湾産の赤座海老をカラスミのソースで頂いたり、函館産の雲丹をプチコロッケ状にしてあおさ海苔をまぶしてあったりと、どれもが最高の食材を驚きの料理に仕上げてあります。
    淡路産くぬぎ座牛のローストに黒トリュフを入れた玄米のリゾットがとても深みある味わいでした。
    デザートは4つも。メレンゲとイチゴ、チョコレート、そして奈良県月ヶ瀬産のほうじ茶のゼリーと蜂蜜のケーキです。もうお腹いっぱいですが、美味しく完食できました。
    大阪のグルメのレパートリーがまたひとつ増えた夜でした。

    レストラン名Fujiya 1935
    ジャンルイノベーティブ
    住所大阪市中央区鑓屋町2-4-14
    TEL06-6941-2483
    予算ランチ8000円から ディナー15000円から
    座席16席
    個室なし
    予約の可否

     

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