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    プレミアホテル門司港(北九州市/福岡県)~門司港のランドマーク的なホテル

    プレミアホテル門司港
    プレミア海峡デラックスツインのお部屋

    プレミア海峡デラックスツインのお部屋

    バスルームもクラシカルな印象です

    バスルームもクラシカルな印象です

    九州最北端にある港町、門司港。九州地方で最も本州に近い場所として知られていて、港からは向こう岸の下関の様子がはっきりと確認できます。
    大正時代、門司港は輸出・輸入量が日本一となり、横浜や神戸と並ぶ日本三大港の一つとして数えられていました。太平洋戦争以降それも衰退の一途を辿ってしまいますが、昭和63年、かつての賑わいを取り戻すために門司港のレトロ開発がスタートしたのです。門司港には大正浪漫の雰囲気が漂う「レトロ地区」と呼ばれる場所があり、今では多くの人が訪れる観光スポットになっています。

    お部屋の窓から海が!

    お部屋の窓から海が!

    今回私が泊まったのはレトロな駅舎が素敵な門司港駅から、徒歩2分の場所にある「プレミアホテル門司港」。重要文化財にも指定されている門司港の街並みと関門海峡を臨む、この街のランドマーク的なホテルです。
    「プレミアホテル門司港」が出来たのは今から20年以上前のこと。世界的に有名なイタリア人建築家アルド・ロッシ氏が設計したホテルであり、豪華客船をイメージしたお部屋はコンパクトで可愛らしさがあります。
    お部屋タイプはいくつかありますが、今回は「プレミア海峡デラックスツイン」を選択。関門海峡が見渡せるお部屋です。広さは34~38㎡で、3人利用で1人当たり1泊8,400円ほどでした。インテリアは門司港の街並みの雰囲気とよく合うクラシック調で、ランプには薩摩焼、鏡には有田焼を使うなどこだわりのデザインです。また20年以上前にオープンしたホテルですが浴室はバス・トイレが別になっていて、洗い場付きなのが嬉しいポイントです。ただ最大宿泊人数が3名となっていますがエクストラベッドを1台入れると少々手狭な印象で、ベッドがぎゅうぎゅうに入れられているのが気になりました。

    朝食風景

    朝食風景

    また1番スタンダードなお部屋であれば、ツインルームが21~25㎡で1人当たり1泊4,200円くらいから泊まることも出来るのでかなりリーズナブルです。こちらは海辺のホテルらしい青と白を基調としたつくりになっていて、十分快適に過ごすことが出来ます。
    またレストランでの食事も楽しみです。目の前に関門海峡を臨むイタリア料理の「ボルトーネ」では獲れたての新鮮な海の幸を使用した華やかなイタリアンを楽しめます。イタリア料理で欠かせないトマトも地元で採れた「若松トマト」を使うなど、地元の旬の食材にこだわっているのが特徴です。

    朝食ビュッフェの焼き立てパン

    朝食ビュッフェの焼き立てパン

    また門司港名物と言えば「門司港カレー」。実は焼きカレー発祥の地とも言われている門司港。大正時代、海外との貿易の要衝として栄えたこの街には多くの洋食店が建ち並び、ハイカラなメニューが生まれたのだとか。諸説ありますが、門司港のとある喫茶店で余ったカレーをグラタン風にオーブンで焼いたところ、あまりに美味しかったのでそのまま商品化。お客さんにも大変ウケたそうで、今もなお「門司港カレー」として親しまれています。街の至る所で食べることが出来ますが、「ボルトーネ」では朝食に特製の「門司港カレー」を提供しています。料理長のこだわりをたっぷりと詰め込んだ、ホワイトソースとカレー、そしてチーズが絡み合う最高の一皿です。その他にも産地直送の新鮮な野菜サラダや焼きたてパン、毎朝玄米から精米するというこだわりの白米など、朝から充実のラインナップのビュッフェです。
    門司港レトロの風景を楽しみながら大正浪漫の世界を味わってみては?(2022年1月訪問)

    ホテル特製の和風プリン

    ホテル特製の和風プリン


    旅館名プレミアホテル門司港
    住所福岡県北九州市門司区港町 9番11号
    TEL093-321-1111
    お風呂部屋風呂のみ
    予算2名1室利用の場合、1人当たり1泊¥4,200~(食事なし)
    露天風呂付客室無し
    公式サイトhttps://premierhotel-group.com/mojikohotel/

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