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日本全国で美味しいお店や個性ある宿を探していると、外せないエリアのひとつが能登半島、金沢です。新鮮な魚介類、加賀野菜をはじめとする独特の野菜。里海・里山に囲まれた食材の宝庫といえる能登半島なのです。
今回は金沢から能登半島の美味しいお店、ユニークで魅力ある宿を巡る日本海グルメ紀行2泊3日プランを作ってみました。実際に訪れてよかったお店と宿ばかり!一押しプランを是非ご覧ください。
1日目 東京→金沢
まず1日目 東京→金沢へ向かいます。
東京から北陸新幹線で約2時間半で金沢へ。
大阪からは特急雷鳥やサンダーバードで約2時間40分で金沢へ。
この日の宿泊は彩の庭ホテル。
夕食までの間を金沢市内観光を楽しみます。
金沢のホテルの中で、リーズナブルなのにサービスが抜群に良いのでお薦めが「彩の庭ホテル」です。高級旅館や高級ホテルではありません。シティホテルなので、きっと予算が少ないだろう中で、できる限りお客様目線で考え抜いたサービスの数々は真心のこもったもの。また大浴場もあって、ゆったり広いお風呂に浸かって疲れを癒せるのも嬉しいところです。
初日のディナーはレスピラシオンにて
旅の幕開けを飾るディナーは金沢の名店レスピラシオンにて頂きましょう。金澤の台所「近江町市場」の近くに、150年もの歴史ある建物をリノベーションして5年前にオープンした町屋のレストランです。スペイン料理でありジャンルを超えたイノベーティブな料理でもあり、オープン後すでにミシュラン2ツ星、ゴ・エ・ミヨで16点、食べログでは石川県総合4位という高評価のお店になったのです。コロナ禍の現在8席で4組のゲストで、昼も夜も一斉スタート。
詳しくは実際に2021年9月お邪魔した際の体験談をご覧ください。
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2日め その1 金沢→和倉温泉→ヴィラ・デラ・パーチェ
彩の庭ホテルは夕食はやっていなくて朝食に特化したホテルで、内容豊富なビュッフェが自慢です。朝食ビュッフェに帆立や甘エビの刺身など海の幸満載なんてあり得ない豪華さ!パンのコーナーもいろいろあって、メロンパンやワッフルまであったのにはびっくり。
満足感いっぱいの朝食後は金沢駅へ。駅まで車で7分ですが、ホテルの無料シャトルバスサービスもあるので安心です。やっぱり親切なホテルです!
金沢から特急かがり火で約1時間、和倉温泉へ。今回は温泉に泊まるわけではなく、目指すランチのお店への最寄り駅となります。
特急の回数が少ないので、時間が余れば、和倉温泉の手前、七尾の市内観光もお薦めです。「花嫁のれん館」はこの土地に伝わる昔からの風習のひとつで、嫁入りの時に嫁ぎ先の仏間に掛けられ花嫁がくぐる美しいのれんを展示してあり必見です。
観光後は和倉温泉駅より、タクシーにてヴィラ・デラ・パーチェヘランチに向かいます。和倉温泉からは所要約15分です。七尾からはもう少し遠いようです。
2日め その2 昼食はヴィラ・デラ・パーチェにて
着いたところは塩津にある旧海水浴場跡地に建つイタリアンレストラン「ヴィラ・デラ・パーチェ」。のどかな風景を一望できる素晴らしいロケーションにあります。
オーナーシェフ平田明珠(めいじゅ)氏は2020年11月に念願のこの海辺への移転を果たされ、リニューアル後すぐ2021年度ミシュラン1ツ星獲得。1日1組のゲストが泊まれる宿泊施設棟もあって、ディナーに来る人は泊まれば安心してワインも飲めます。
3時間あまりかけてゆっくり味わう11皿ほどのコースは能登の自然をふんだんに感じる料理の数々。まさに「能登でしか味わえない料理」は海辺の絶品イタリアンでした。
素晴らしい生産者さんと繋がり、地元のこだわった食材を使った料理なのです。能登半島の豊かな里山や里海の人々の暮らしそのものが「世界農業遺産」に指定されているそうです。すべてが記憶に残るランチでした。
2日め その3 ヴィラ・デラ・パーチェ→ 民宿ふらっと 宿泊
今夜の泊りは「能登イタリアンの宿ふらっと」です。ランチのお店からは車で約1時間ほどで到着します。
能登半島にある小さな宿「ふらっと」は1日4組のゲストだけの家庭的な宿です。ここの魅力は能登らしさを味わえること。女将の船下智香子さんとご主人であるオーストラリア人オーナーシェフのベンジャミン・フラットさんが能登町で営む宿。しかもご主人の作るのが能登の食文化に欠かせない魚醤いしりを使っていること。そして発酵王国能登ならではの発酵イタリアンの料理を出す独自の「能登イタリアン」というスタイルを確立しています。
富山湾を見下ろす高台に位置し、2000坪もの敷地では無農薬の畑や果樹園もあります。民宿のような素朴な温かみを感じる宿なのです。それはもともとこの地で民宿を営んでおられた女将のご両親の宿である「郷土料理️さんなみ」が日本三大民宿と呼ばれるほど素晴らしいものだったので、女将さんが跡を継いでいるからということもあるでしょう。
「能登のあたりまえの暮らし」を体験できる朝食は能登の発酵食オンパレードです。フロントのところで売られていた、ふらっと特製の瓶入りのいしりを買って帰るのもお薦めです。家庭料理に深みが出るはずです。
3日め その1 フラット→ラトリエ・ドゥ・ノト 昼食はラトリエ・ドゥ・ノトで
ふらっとで朝食をホテルで取ったあと、ランチを頂きにラトリエ・ドゥ・ノトに向かいます。
能登半島・輪島市。かつて輪島塗の塗師屋だった町屋風の建物を改装したフレンチレストランは情緒たっぷりな建物で、和モダンの落ち着くインテリアが魅力的です。「能登の食材を紹介する媒体となる」ことがコンセプトのお店だそうで、ミシュラン1ツ星、ゴエミヨ16点という高得点を獲得している超人気店なのです。
富山湾を見下ろす高台に位置し、2000坪もの敷地では無農薬の畑や果樹園もあります。民宿のような素朴な温かみを感じる宿なのです。それはもともとこの地で民宿を営んでおられた女将のご両親の宿である「郷土料理️さんなみ」が日本三大民宿と呼ばれるほど素晴らしいものだったので、女将さんが跡を継いでいるからということもあるでしょう。
「能登のあたりまえの暮らし」を体験できる朝食は能登の発酵食オンパレードです。フロントのところで売られていた、ふらっと特製の瓶入りのいしりを買って帰るのもお薦めです。家庭料理に深みが出るはずです。
3日め その2 ラトリエ・ドゥ・ノト→のと里山空港→羽田
昼食後、のと里山空港へ。全日空でわずか1時間で羽田へ。
辺鄙なイメージの能登半島ですが、フライトが断然便利。
大阪へ帰る場合は、和倉温泉まで出て、特急かがり火とサンダーバードを乗り継いで大阪へ。
美味しいランチとワインで夢心地の後、帰路はシエステタイムを!
まとめ
能登半島と金沢。日本海グルメ紀行、いかがでしたか?
今度の旅行に、少しでもご紹介したお店や宿を取り入れてもらえれば嬉しいです。きっと思い出に残る時間を過ごせるはずです。
(2021年9月訪問)
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