世界で見つける旅の思い出 こだわりの旅をプロデュース

    ライラ (フレンチ/赤坂/東京)~コスパ最強ランチ、なのにドリンクが高すぎでは?

    ライラ
    山形ポーク肩ロースの炭火焼き

    山形ポーク肩ロースの炭火焼き

    数年前にお邪魔して満足なディナーを頂いた記憶があり、再度友人との会食ランチのため「ライラ」にお伺いしました。
    今回は8品5800円というコスパが最高のランチを見つけたので、そちらを頂くことに。
    大分出身のシェフの成清毅氏は「オテル・ドゥ・ミクニ」でフレンチの基礎を学んだ後フランスで5年ほど修業を積んで帰国。2013年にこのお店をオープンしました。
    さて、数年ぶりのライラのコスパ最強ランチはどうだったのでしょうか?

    ライラのお店のこと

    エレガントな店内

    エレガントな店内

    赤坂といっても、青山一丁目からも六本木からも歩けば10分以上かかる中途半端な場所にあります。タクシーで行くと、ナビが違っているのか上の方でおろされて迷う方も多いとか。案の定、我々も変な場所でタクシーを降ろされて少し迷いました。

    センスのいいテーブルセッティング

    センスのいいテーブルセッティング

    以前来ていても覚えてないものです。店内のイメージも記憶になかったようで、今回はいい天気のお昼間なのに店内に入るとムードのある暗いつくり。前回はディナータイムで、その暗さに気付かなかったようです。真っ白のテーブルクロスがかけられた丸いテーブルがエレガントな雰囲気を醸し出しています。

    ランチコース 8品5800円の内容とは?

    さてこの球体の中身は?

    さてこの球体の中身は?

    まず最初にアミューズ3品が出ました。一皿目は緑色の球体です。中は液体だと聞いてひと口でがぶっといくと、中から予想以上にたっぷりの液体が出て口の中に広がります。これは食前酒だったのです。ノンアルコールのモヒートをホワイトチョコでコーティングしたボンボン風。爽やかで不思議な味わい。ただ、もっと冷やして提供すればよりインパクトがあったのに、ぼんやりとした印象でした。
    次は赤い小さな蕪にフランスの高級バターであるボルディエバターを纏わせ蕪の葉で巻いた一品。カリッと瑞々しい蕪は美味しいものの、濃厚なバターそのものとはミスマッチな気がしました。

    蕪の葉で巻いた蕪

    蕪の葉で巻いた蕪

    次に出たのが卵の殻に入ったトリュフ卵。一度卵を取り出し、卵黄だけをそこに戻し入れ、サツマイモのビューレを載せてトリュフをかける。トリュフと卵の相性はいいに決まっているし、サツマイモの甘味が加わってやはり絶品です。本日最高に気に入ったお皿でした。
    前菜は氷見の寒ブリです。黒いパウダーをまぶしてあり、フォアグラと柑橘の濃いソースを付けて頂きます。ソースの塩分が効きすぎてフォアグラの味がしなくて、なぜかゴマダレのように感じました。

    ランチコースは続きます

    氷見の寒ブリ

    氷見の寒ブリ

    きのこのラビオリがでました。ジロール茸、トランペット茸、セップ茸。きのこの出汁と赤ワインを煮詰めたソースです。きのこの香りがよかったです。
    和歌山産スズキは最近よく見かけるモンサンミッシェルの小さなムール貝と共に、スズキの出汁と春菊の入ったソースで頂きます。春菊の香りがとても合いました。これは好き!!
    山形ポークの肩ロース炭火焼きにパセリとアンチョビのソース、高層バターのソース、お肉のソースの3種類をかけて、アレッタという茎ブロッコリーとクレソンのような野菜を載せてあります。
    アレッタと何の野菜でしたっけ?スタッフの女性に聞くと、わからなくて聞きに行ったきり二度と戻って来られなかったので、名前がわかりません。ランチタイムで混雑していたので忙しいのでしょう。スタッフさんのサービスが少し雑な感じがしたのが気になりました。説明が聞きとり難い方や、質問の答えをしてくれなかったり。
    サービスの人数は多いのに新人(?)とか不慣れな人が多く、サービスがバタバタする感じで説明不足も否めません。説明が難しければメニューを作成する方法もあるのでは?口頭ベースなのを変える必要があるかもしれません。

    ドリンクの量も値段もいつになく気になってしまい・・・・・

    ドリンクの量も値段もいつになく気になってしまい・・・・・

    しかしながらこのお店で一番気になる点は飲み物代が高すぎることでした。最初に頼んだシャンパーニュは小さめのグラスの4分の1ほどしか入れてくれないのに2200円もしました。こういうせこい注ぎ方をされると、かなり残念な気持ちになります。またグラスワインも安くなく、かつ注ぎ方も他店に比べ少なめでした。結局シャンパーニュとワインをグラスに1杯ずつ飲んだだけで、最後のお会計が1人1万円を軽く超えてしまったので、安いコースを選んでも結果は安いとは言えません。ドリンクが高いお店でもサービスが完璧なところだとそんなに気になりませんが、コース代が安いお店でサービスが良くなく、ドリンクが高いとなるとかなり気になってしまいます。

    まとめとデータ

    デザートの一皿はチョコとキノコ

    デザートの一皿はチョコとキノコ

    まとめ

    お皿によって良し悪しがあるものの、全般的には比較的満足できました。だからこそせっかくのシェフの8品の力作がサービスやドリンクのせいで良い印象を持てなくなるのは避けたいものです。せめてサービスの改善かドリンクの適正価格化のどちらか一つができないかと思います。
    以前訪問して気に入って「ライラ」を再訪しただけに、もっと評価が高い店になってほしいと願うばかりです。
    (2021年12月訪問)

    カボスのマカロン

    カボスのマカロン

    データ

    店名ライラ(Lyla)
    ジャンルフレンチ(フランス料理)
    住所東京都港区赤坂7丁目5−34 IMPERIAL AKASAKA FORUM 1F
    電話03-6441-2096
    席数14席
    個室半個室あり
    予約完全予約制
    予算ランチコース5800円~ ディナーコース8800円~
    お店のwebサイトhttps://www.lylatokyo.com/

    Follow Us !

    タイトルとURLをコピーしました