宿泊施設を兼ね備えたレストラン、「オーベルジュ」。近年は「美食」が旅の目的に選ばれることも当たり前となり、多少利便性の悪い場所であっても最高の食事を求め、遠くへ足を延ばす人が増えています。ここ「オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井」もその一つ。奈良県にあるこのオーベルジュは「ひらまつ」のチェーン。桜井ののどかな田園風景の中にある田舎オーベルジュなのですが、その噂を聞きつけ海外からもお客さんが後を絶たない人気の宿泊施設です。
9室しかない客室のおかげで、ゆったりとした空間を演出している「桜井」。オーベルジュはレストランがメインと言えど、ここは客室までこだわって造られているのが特徴。木の素材感を大切にした温かみのある部屋にはオシャレなインテリアが飾られ、旅の疲れを忘れさせてくれるのです。
そしていざ今回の旅の目的である「食事」へ。「オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井」のレストランでは、大和野菜をはじめとする奈良の地元食材をフランス料理の技法で調理することを得意としていて、その独創性とレベルの高さに定評があります。味噌など日本独自の食材や調味料を用いた料理は、私たち日本人の口に合った味わいでありながら、フランス料理としても成立していて、シェフがどれだけ料理と向き合ってきたのか感じられるよう。今まで様々な料理を食べてきたつもりですが、こんなに見た目からワクワクして思わずにやけてしまうような料理は初めてでした!どう過ごしていたらこんなに彩り豊かで創作性のある料理を生み出せるのか不思議ですが、きっと自然に囲まれたこの田舎町での生活がシェフのインスピレーションを掻き立てているんだろうな、と感じました。これは確かに海外からでも頑張って食べに来たくなる味!普通に生活していたらまず関わることのなかった田舎町の良さを、食を通して知る・・・そんな時代も来ているのかもしれません。
旅館名 | オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井 |
住所 | 奈良県桜井市高家2217番 |
TEL | 0744-49-0880 |
お風呂 | 部屋のお風呂のみ |
予算 | 1泊100,770円~(2名1室利用時1室当たりの料金) |
露天風呂付客室 | なし |